竜王戦 藤井七冠短手数で2連勝 佐々木八段「敗着がわからない」と思わずこぼす
将棋の藤井聡太竜王=名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖の七冠=に佐々木勇気八段が挑戦する竜王戦七番勝負第2局は17日、福井県あわら市の旅館で指し継がれ、後手の藤井が68手の短手数で勝利した。
戦型は「角換わり」で、藤井七冠が比較的時間を使わずに指したが、佐々木八段は1日目に続いて2時間を超す長考に沈んだ。竜王戦の持ち時間は各8時間。終局時に藤井七冠の持ち時間が約4時間なのに対して、佐々木八段は1時間を切っていた。
佐々木八段は前期竜王戦に続く挑戦だ。昨年は互いに先手番を制して、2勝2敗となった後、藤井が2連勝して防衛した。今年は、藤井が連勝して、勢いに乗った感がある。
終局後のインタビューに、佐々木八段は「敗着がわからない」としぼり出すように答え、「気持ちを切り替えて悔いが残らないように準備したい」と話した。
終局後の大盤解説では、佐々木八段は「熱戦にならず申し訳ない」という気持ちがあったのか、藤井七冠を誘って、いくつかの変化を披露していた。
竜王4連覇中の藤井が連勝。史上3人目となる永世竜王まであと2勝となった。一方の佐々木は2勝4敗に終わった前期竜王戦に続いての挑戦。カド番を避けるには次戦の勝利が必至だ。第3局は京都・京都市の「総本山仁和寺」で行われる