鈴木・新農水相は「高米価」を支持 「無責任な増産はしない」と石破・小泉路線を全否定
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高市内閣で、農林水産相に就任した自民党の鈴木憲和氏は、22日の記者会見でコメの価格政策について、「需要がないのに生産量を増やせば米価は下がる。生産者の設備投資や人件費を考えると、価格の安定は不可欠。無責任に増産を続けるのは難しい」と述べ、前任の小泉進次郎氏(防衛相に就任)がすすめたコメの増産、価格下げ路線を転換する考えを明らかにした。
現在、コメの5キロ当たり平均価格は4,100円台(全国スーパーの平均)となっている。
昨年同期に比べ2割程度高い。
鈴木農水相は東大法学部卒業後、農水省に入ったいわゆるキャリア官僚。2012年に農水省を退官し、父親の出身地・南陽市のある山形県に移り、政治家をめざす。同年12月の衆院総選挙に自民党公認で山形2区から立候補し、初当選した。当選5回。
鈴木氏は、コメの関税輸入枠を増やした、TPP(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定太平洋貿易交渉)に否定的な立場をとり、2016年11月の衆院本会議で行われたTPP承認案(と関連法案)の採決では、退席して投票を棄権した。
選挙区がコメどころという事情もあるだろうが、生粋のコメ農家保護派といっていい。(本人は山形の銘柄米にちなんで、「はえぬき」と言っている。
今年25年のコメの生産量は748万トンで、24年産米の679万トンから大幅に増える見込み。農水省は26年産米の需要量を711万トンと見込んでおり、鈴木氏はそれに合わせて生産量も削減することを示唆した。
25年産米の増産は、飼料用米を主食用に回すことで、まかなわれた分が30万トン程度あり、その分が再び飼料米に戻る可能性がある。(飼料米は1トンいくらの世界で安価だが、国、県が補助金を出して補てんしている)
鈴木農相は適正なコメ価格に言及を避けた。ただし、コメ農家保護の立場から、コメ価格が下がり過ぎと判断した場合、政府備蓄米として買い入れ、価格を下支えするかもしれない。
鈴木氏は、消費者対策としてコメ券なるものの配布を提案しているが、子供だましのような政策だ。