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プーチン氏 欧州向けガス供給を条件付き継続 提案 ロシア側で外貨をルーブルに交換

(上の為替の推移はTRADING VIEWより。停戦交渉進展への期待とガス代金ルーブル払いの大統領令でルーブル相場は上昇した)


ブルームバーグ通信(31日電子版)によると、ロシアのプーチン大統領は欧州向け天然ガス供給でロシア通貨ルーブルでの代金支払いを条件に、供給を継続する意向を表明した。


提案された仕組みでは輸入国側がロシアの準国営銀行の「特別な口座」にドルやユーロで支払われ、ルーブルを受け取りそれで支払うことになる。(為替レートが問題となるだろう)


ロシアは金融制裁を受け、外貨不足の状況に陥っているが、欧州各国がこの仕組みを承諾すれば外貨を手に入れることができる。


この大統領令と、ロシアとウクライナ停戦交渉が進むとの期待から、ロシアルーブルの対ドル為替相場は上昇した。侵攻開始時とほぼ同水準の1ドル=83ルーブルの水準となっている。


EU各国は天然ガスの50%弱をロシアから輸入している。この仕組みを認めればロシアからの天然ガス供給が停止するという懸念は緩和するが、金融制裁は部分的に尻抜けになる可能性がある。


プーチン大統領の発言はロシア国内のテレビで放映された。プーチン大統領は「既存の長期契約で規定された量・価格に基づき引き続きガスを供給する」と述べ、新たな支払い条件に従わない顧客への供給を停止する可能性のあることを示唆した。


プーチン大統領は先週、天然ガス代金の支払いをルーブルで行うよう要求した際、欧州各国は契約違反に当たるとして拒否した。


欧米と日本はロシア中央銀行が各国中央銀行に預け入れている外貨準備を凍結する制裁を科している。


ロシアはドル、ユーロをガス代金として直接、手に入れる形で、外貨準備凍結による経済(貿易決済)への打撃を緩和できることになる。


ガスプロムバンクはロシアの国営石油天然ガス会社系の準国営企業。現在も輸入天然ガスの代金は同銀行にユーロや米ドルで支払われているもよう。