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自民 高市早苗政調会長は交代へ? 後ろ盾の安倍氏死去

(高市早苗自民党政調会長)


安倍晋三元首相の突然の死去で、自民保守派の先頭に立って防衛費GDP比率2%への拡大、赤字国債増発(積極財政)を主張していた高市早苗・自民党政調会長は後ろ楯を失う形となった。岸田首相は9月上旬にも内閣改造、自民党役員人事を行うが、高市氏には交代説が出ている。


安倍派(当時は細田派=正式名は清和会)は昨年秋の総裁選の時、岸田氏と、無派閥で立候補した高市氏の2人に派閥の議員票をわけた。高市氏は総裁選では3位となり、決選投票にはすすめなかったが、最終的に勝利した岸田氏は高市氏を自民党政調会長として処遇した。


高市氏は1996年に新進党から自民党に移ったが、当初は清和会(森派)に属していた。2012年の自民党総裁選挙で、清和会会長の町村信孝氏と安倍氏が争ったとき、清和会を退会し、以後は無派閥を通している。安倍首相のもとで3期にわたって総務相を務めた。


高市氏がいずれ安倍派に復帰するとの見方もあったが、後見人である安倍氏の死でその可能性は消えたようだ。


高市政調会長が交代する場合、どの派閥から後任を選ぶかも焦点になるだろう。自民党党三役のうち総務会長の福田達夫氏も安倍派だ。もし、高市氏の後任を安倍派から選ぶ場合、派閥の均衡上、福田氏の交代人事も考えられる。(茂木敏充幹事長=茂木派は留任の見通し)


安倍派は参院選に当選した新議員を含めると97人の大勢力となった。党役員人事、重要閣僚人事を含めて、岸田氏がどういう人事をするかが注目される。

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