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自民党派閥代替わり 最大派閥は安倍派 再編の芽ひそむ

自民党派閥が代わり、最大派閥は安倍派に 竹下派会長は茂木氏に
対中外交、防衛政策めぐり再編の芽



新聞各紙によると、岸田文雄首相は17日、衆院議員会館の安倍晋三元首相の部屋を訪れ、安倍氏と約30分間、会談した。安倍氏は自民党の最大派閥、細田派の会長だった細田氏の衆議院議長就任にともない、11日の派閥の総会で細田派の会長に就任している。岸田氏は安倍氏と経済や外交について意見交換をし、派閥会長の就任に祝意を伝えたという。


安倍派は、安倍氏の祖父である岸信介元首相と、福田康夫元首相の父福田赳夫元首相の流れを組むグループにわけられる。大きくっくくればタカ派とハト派になる。
衆院選前の総裁選では細田派は岸田氏と高市早苗氏(無派閥)の二人を支持した。どのように二氏に票が投じられたかはわからないが、同派の福田康夫氏の長男、福田達夫氏は総裁選では岸田文雄を支持し、党総裁に就任した岸田氏は福田氏を自民党総務会長に抜擢した。


岸田首相は第2次内閣の外相に岸田氏に近い林芳正・元文部科学相を起用した。林氏が日中友好議員連盟会長を務めているため、安倍元首相や麻生副総裁が難色を示したとされるが、押し通したといわれている。
(林氏は外相就任時に同議連会長を辞任)


今後の対中政策、防衛政策の行方次第では、派閥内、派閥間のきしみもでそうだ。


自民党第3派閥の旧竹下派は竹下亘前会長が9月に死去し会長職は空席になっている。後任には茂木敏充・自民党幹事長が就任する見通し。(11月11日産経新聞電子版)
竹下派は日中国交回復を果たした田中角栄氏の流れをくんでおり、党内タカ派からは親中派とみられている。


第5派閥、二階派は衆院選で所属議員を減らし、新人議員の呼び込みなど勢力回復に努めている。会長の二階俊博前幹事長は2019年4月に首相特使として中国を訪問、習近平国家主と会談している。二階氏は党の要職から外れたが、対中政策では少なからぬ影響力を持ち続けるとみられる。


自民党の派閥再編については希望や憶測をからめてさまざまな見方が飛び交っている。来年7月の参院選までは表面的には挙党一致ですすむだろうが、派閥再編の可能性もある。

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