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EUに迫るガス危機 ロシア 独向けガス送出8割減  停止に備えEU15%節減へ

(ノルドストリームのガス輸送設備 同社のホームページより)


ブルームバーグ通信によると、ロシアはドイツ向けのガスパイプライン「ノルドストリーム1」を経由したドイツへのガス供給を、通常の20%に削減するとドイツ側に伝えた。冬に向けてのガス備蓄が十分にできず、経済や生活に大きな影響が出る可能性がある。


ロシアの国営天然ガス企業ガスプロムが発表した。タービンの保守点検の問題が背景にあると説明しているが、対ロシア経済制裁に対する対抗措置とのみられる。


ロシア側のガス送出用タービン1基がカナダで定期的な修理、点検を受けていた。ロシア側はこのタービンの返却が遅れていることを理由に、稼働率を40%に下げ、さらに7月11日からは完全に送出を止めていた。


ノルドストリーム1は、20日に稼働率40%で再開したが、ロシア側は今回もう一基のタービンを点検するため、送出量を減らしたと説明しているようだ。


ノルドストリーム1は、バルト海底経由で年間550億立方メートルのガスをロシアからドイツへ送出している。ドイツの輸入する天然ガスの4割近くを占めている。


ブルームバーグ通信によると、ガス送出には、通常6基のタービンが使用されるが、現在はタービン1基のみが作動している状況という。


ロイター通信によると、 欧州連合(EU)は26日のエネルギー相会合で、ロシアからの天然ガス供給が停止する事態に備えて、8月から来年3月まで自主的にガス使用量を15%削減する案を承認した、という

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