時代遅れの新聞読みブログ

前期高齢者が新聞(紙、電子)・ネットのニュースをフォローします。

市場揺さぶる米ペロシ下院議長 訪台 中国は周辺で軍事訓練を展開

(テレ朝 NEWS より記者会見場のナンシーペロシ議長と蔡英文台湾総統 
蔡総統からペロシ議長に勲章「台湾の自由・人権守護に注力」
 )


ナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問が米国やアジアの株式市場を揺さぶっている。2日の米ニューヨーク株式市場はペロシ議長の訪台で米中間の緊張が高まることへの警戒感からダウ平均株価は前日比402.23ドル安の3万2396.17ドルで取引を終えた。


ペロシ議長の訪台で米中の対立が激化(まさかの軍事衝突につながる)するとの懸念が高まり、投資リスク回避の売りが広がった。


米市場に先立つ2日の東京株式市場も地政学リスクの高まりを嫌気して、日経平均の終値は前日比398円62銭(1.4%)安の2万7594円73銭と大きく下げた。台湾株式市場は1.5%の下落、中国の香港、上海株式市場は2%以上の下げとなった。


3日の東京株式市場はペロシ議長が無事に台湾に到着したことや、現時点での中国軍の活動が台湾周辺での軍事訓練実施にとどまっていることから、日経平均は前日比147円17銭高の2万7741円90銭で終えた。香港、上海市場も落ち着いた動きだ。


市場には、中国は不動産市況の低迷に加えて、ゼロコロナ政策の影響で経済が停滞しており、さらにマイナスになる投資や貿易面での対抗措置は取り難いとの見方がある。その一方で、投資規制策などを取れないことが、かえって強硬(軍事的)手段をとる可能性を高めるという指摘もある。



+++++


台湾当局によると、ペロシ議長が台湾に着いた2日の夜から3日にかけて中国軍機が台湾の防空識別圏に侵入した。台湾の南方海域には米空母打撃群が展開しており、みえないところで緊張状態が続いている可能性がある。

×

非ログインユーザーとして返信する