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韓国 招待11月海自観艦式に 前回(19年)はレーダー照射で招かず 「総合判断」と松野官房長官


(海自観艦式に韓国を招待 NNN ニュースより。11月開催の海自・国際観艦式に韓国招待|読売テレビニュース )


松野博一官房長官は23日の記者会見で、11月に予定している海上自衛隊創設70周年の国際観艦式に、韓国を招待することを明らかにした。


前回19年の観艦式(悪天候のため中止)には、18年12月に韓国海軍駆逐艦が海上自衛隊のP1哨戒機にレーダー照射した問題があったため、韓国は招待しなかった。


今回招待する理由について、松野氏は「日韓関係における現状を考えて総合的に判断をして、招待をするという判断に至った」と述べた。


朝鮮日報(日本語電子版22日付け)によると、日本政府が韓国に観艦式への招待をしたのは1月の文在寅前大統領の在任中のこと。朝鮮日報によると、文在寅(ムン・ジェイン)政権は開催時期を考慮し検討もせず結論を先送りしてきたという。


海上自衛隊哨戒機へのレーダー(火器管制)を照射したことについては、日本側は「不測の事態を招きかねない極めて危険な行為」として韓国側に再発防止を求めてきた。


韓国側は照射を否定しているが、朝日新聞の報道によると、照射のあった2ヶ月後に、韓国国防省は韓国軍艦艇に低空で接近する日本の自衛隊機に対し、レーダー照射などの強硬な対応をとる指針を作成していた。
(朝日新聞が取材した韓国国会・与党議員の申源湜(シンウォンシク)氏による。)
近づく自衛隊機に「レーダー照射」も 19年2月に韓国軍内部で指針(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
この指針について、松野博一官房長官は23日の記者会見で、「韓国側に事実関係の確認を行っており、事実関係に即して適切に対応していく考えだ」と述べた


朝鮮日報の報道は、レーダー照射問題にはふれず、「観艦式には日本の帝国主義の象徴である旭日旗が掲揚されるため、(尹大統領は)出席するかどうか頭を痛めているようだ。」と書いている。


旭日旗はためく日本の観艦式に招待された韓国軍…「出席するか検討中」(朝鮮日報日本語版) - Yahoo!ニュース
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日韓の間では、戦時中の朝鮮半島出身徴用工への賠償問題で、三菱重工業の韓国法人の資産現金化について、韓国大法院(日本の最高裁判所に相当)が最終判断を出す予定だ。日本側が現金化された場合、強い対抗措置をとることを明らかにしている。


一方、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、現金化せず、賠償のための基金を設けて代位弁済する解決策を検討している。


徴用工問題の行方はなお不透明だが、結果がどうあれ日本側から韓国の観艦式への招待を取り消すことはないと思われる。松野官房長がこの時期に「総合的に判断」と述べたのは、レーダー照射問題について尹政権から何らかの説明があった可能性がある。

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