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ガスパイプライン破壊はロシアの仕業か? ノルドストリーム1,2 破壊される

(ドイツ公共放送DWのニュース 海底のパイプラインから吹き上げる天然ガス Nord Stream pipeline leaks raise suspicions of sabotage | DW News - YouTube )


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ロイター通信などによると、ロシアから欧州に天然ガスを送る海底パイプライン「ノルドストリーム1」と「ノルドストリーム2」が破壊され大規模なガス漏れが起きている。同通信によると、ドイツ、デンマーク、スウェーデンは27日、破壊された可能性に言及した、という。(各国の研究機関が地震とは異なる、水中爆発とみられる音、振動を検知した)


ロイター通信によると、「ロシアも破壊工作の可能性があるとの見方を表明し、ガス漏れで欧州のエネルギー安全保障が損なわれたと指摘した」という。


ノルドストリームガス漏れ、破壊工作か 欧州が原因究明急ぐ | ロイター


「ノルドストリーム2」はロシアのウクライナ侵攻に伴い、対ロ制裁の一環として、ドイツが使用直前に事業を凍結した。「ノルドストリーム1」による送ガスは続いていたが、ロシアが機器の不具合を理由に、ガス送出を段階的に削減、8月からは停止していた。


ロシアによる破壊工作だった場合は、冬を前に欧州へのガス送出を完全に止める意思表示をしたとみられるが、核兵器の使用まで匂わせるプーチン大統領だけに、「何でもやる」ことをみせた可能性もある。


ただし、ロシア国営ガス企業「ガスプロム」はノルドストリームの大株主でもある。ロシアがガスプロムの資産を損なうような破壊工作をしたことは「ナゾ」として残る。


「ノルドストリーム」はロシアからバルト海の海底を通りドイツにつながる、長大なガス輸送パイプライン。ロシアが欧州向けに送るガスの35%程度を占めていた。


「ノルドストリーム1」のパイプラインは2011年~2012年に完成した。「ノルドストリーム2」は昨年秋に完成して、稼働の承認を待つ状態だったが、ロシアのウクライナ侵攻に伴いドイツが事業凍結を決め、両国の関係悪化を決定的にした。

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