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2回の介入も1ドル=148円台の円安水準に 単独では効果薄く イエレン氏「日本から(介入)情報なし」

(為替の推移グラフは「TRADING VIEW」より 2回の介入で円が押し戻したが、25日は1ドル=148円台後半の円安ドル高水準に)
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ブルームバーグ通信が25日未明伝えたところによると、 イエレン米財務長官は日本政府が為替市場に再び介入しているとの報道について、「日本のいかなる介入も知らない。(日本側通貨当局から)何の情報もなかった」と述べた。
イエレン米財務長官、日本の円買い介入「知らない」-通知ないと言明 - Bloomberg
外国為替市場では、21日夜(日本時間)と24日朝(同)に、相場がドル安円高に大きく振れる場面があり、市場は日本の通貨当局(財務省・日銀)によるドル売り(円買い)介入があったとみている。


政府・日銀が9月22日に24年ぶりのドル売り(円買い)介入をした際は、介入を認めたが、今回は介入についてコメントを出していない。いわゆる「覆面介入」と見られている。


21日夜の介入はニューヨーク市場で実施しており、規模も大規模(数兆円)で、米通貨当局に事前連絡をしているとみられる。イエレン財務長官が「日本からの情報はない」と言っているのは、日本が介入の事実を明かしていないため、米側はそれに「合わせた」ともみられる。


21日の介入では一時1ドル=152円台の安値水準となった円は、同144円台半ばまで値を戻した。25日にもドルが150円台をうかがう水準になったところで、再び円買い介入があった(とみられる。)25日の東京外為市場は、1ドル=148円台後半で推移している。


いずれも、日本側の単独介入だったことは間違いないとみられ、米国がドル高を是認している以上、単独介入の効果は限定的との見方が出ている。


10月27日、28日には日本銀行の金融政策決定会合が開かれる。11月1日、2日には米FOMC(連邦公開市場委員会)が開かれる。日銀はいまの金融緩和の維持を決める一方、FOMCは0.5%ないし0.75%の追加利上げをするとみられる。


市場はある程度、日米の金利差拡大を織り込んでいるが、米金利の先行き見通しによっては波乱も予想される。


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