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Twitter社 退職者続出 マスク氏「長時間激務か退職か」に反応 先行きにカゲ

米CNNニュース YOU TUBE より。 ツイッター社は21日まですべてのオフィスを閉鎖すると社員に伝えた。'Mass exodus': Employees flee Twitter after Elon Musk's ultimatum - YouTube 理由は不明だが、会社にとどまる社員を確認するためとの見方もある。


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米投稿サイト「ツイッター」を買収したイーロン・マスク氏が、「長時間猛烈に働かないと、ツイッターは生き残れない。激務(ハードコアワーク)かさもなくば、退社を」と社員に告知したところ、少なくても1200人の社員がやめたことがわかった。ニューヨークタイムスが伝えた。


マスク氏は買収前に7500人いた社員の半数の人員削減を行っている。マスク氏がどこまでの人員削減を意図していたかは不明だが、ツイッターの運営に支障がでるおそれが指摘されている。


ブルームバーグ通信などによると、マスク氏は10月27日に、ツイッター社の全株式を440億ドル(6兆1600億円)で買収した。買収前から、マスク氏は、赤字経営が続くツイッターは人員削減が必要と話しており、11月上旬に従業員をほぼ半分に削減していた。


マスク氏は16日に、残った社員に対して、「長時間の激務」をして勤務を続けるか、3カ月分の給与を解雇手当として受けとって退職するかを、17日夜(ニューヨーク時間)までに決めるよう告知した。


ロイター通信によると、17日夜までに社員にあてて、「新たなツイッターの一員になりたい」と確認するリンクをクリックしなければ、従業員は退職とみなされるとのメッセージが送られたという。


社員が3分の1になることで、ツイッターの投稿管理が十分に機能せず、ユーザー離れが進み、「ツイッターは崩壊する」との極端な意見も出ている。


ただし、マスク氏はツイッター上の言論の自由を理由として、「過度な」投稿管理に否定的な考えを示していた。トランプ前大統領はツイッターアカウントを永久に停止されたが、マスク氏は復活を示唆していた。


今回の大幅な人員削減は、マスク氏が、ツイッターの投稿内容をチェックし、場合によってはアカウントを停止する部門に人員を使う必要がないと考えている可能性がある。


ツイッターの主な収益源は広告だが、人を減らしたことで、ツイッター上の投稿・発言の信頼性が落ちることを懸念して、広告を止めるケースも出ている。


マスク氏は、6日から収益確保のため、アカウントが利用者本人のものであると証明する青いチェックマーク(認証バッジ)を有料で一般向けにも付与するサービスをはじめた。
(これまで、認証バッジは政治家や有名タレントなど著名人のアカウントに限っていた。)


ところが、著名人を騙る偽アカウントが急増し、11日にはサービスを一時、停止した。
この混乱も、人員削減の結果、チェック機能が落ちたため、起きたとの指摘がある。


マスク氏は、人員削減を手っ取り早いコスト削減策と考えているようだが、ツイッターの情報発信プラットフォームとしての信頼性が損なわれた場合、黒字化が先に遠ざかる可能性さえある。

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