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「共産党との共闘で立憲は失ったものがあるか」 「ある」と泉氏と小川氏

フジテレビの代表選4候補者 出演番組で答える


朝日新聞の立憲・都道府県連アンケート、85%が共産党閣外協力の「見直し」求める


 立憲民主党 代表選候補者4氏


立憲民主党の代表選4候補は28日のフジテレビ番組に出演した。


その中で、衆院選挙前に立憲の枝野氏と共産党の志位和夫氏が結んだ「限定的な『閣外協力』の合意」について、キャスターが「共産党との共闘で立憲民主党は失ったものがあるか」と問うたのに対して泉健太氏と小川淳也氏は「ある」に挙手した。


逢坂誠二氏と西村智奈美氏は挙手しなかった。


番組のやり取りを報じた29日付けの日経新聞記事(2面)によると、小川氏は「限定的な閣外協力という言い方は中身がよくわからない。国民の十分な理解につながらなかった」との見解を示した。


泉氏は、「比例で立民と書いてもらうには立民の政策、実績を訴えなければいけなかった。」「共闘が前面に出て立民の独自性が薄れた」と述べた。


逢坂誠二氏と西村智奈美氏の2人は挙手しなかった。逢坂氏は「候補者を一本化できたところは効果があった」と語った。西村氏は「立憲として自分の力で訴えて政策を有権者に理解してもらい、票を投じていただくのが基本だ」との考えを示した。


朝日新聞は29日の朝刊2面で、立憲民主党の都道府県連幹部に代表選に関するアンケート調査の結果を伝えている。それによると、
立憲の枝野氏と共産党の志位和夫氏が結んだ「限定的な『閣外協力』の合意の扱いについては、「破棄」が12県、「修正」が28都府県、「維持」は2県だった。
「衆院選限りのもので、ゼロベースで対応すべきだ」などと見直し派が全体の85%以上に上っている、という。


立憲民主党が支持基盤とする全国的な労働組合組織「連合」の芳野友子会長は28日のBSテレ東の番組に出演し、立憲民主党と国民民主党の連携について「合流を今後も求めていく」との話す一方で、あらたに選ばれる立憲の代表にたいして、「連合と共産党の考えが違う。立憲と共産党の共闘はありえないと言い続ける」と述べた。


連合は民間労組と公務員(国、自治体)労組がそれぞれ加わっているが、公務員労組の中には、原発政策や安保政策、憲法改正について、「連合」の方針に同調していない労組団体がある。


代表選挙は泉氏がやや優勢といわれているが、上位2人の候補による代表戦になることが見込まれている。
代表にだれが選ばれるかによらず、次期参院選に野党共闘をどうするかが立憲にとって課題になる。

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