時代遅れの新聞読みブログ

前期高齢者が新聞(紙、電子)・ネットのニュースをフォローします。

「賃金と物価の好循環」 いまだ実現せず 実質賃金25カ月連続マイナス 賃上げ中小 / 零細は息切れか

深浦サブロー

厚労省毎月勤労統計調査より。5月、6月に改善傾向が続くかに注目
+++++++++++
厚生労働省が5日に発表した4月毎月勤労統計調査によると、パートタイムを含めた労働者の平均現金給与総額でみると、前年同月比2.1%増となった。前年4月から消費者物価が2.9%上がっており、実質賃金はマイナス0.7%となり、25カ月連続のマイナスとなった。


岸田文雄首相が念仏のように唱える「賃金と物価の好循環」はさっぱり起きず、物価の後追いが続いている。


一般労働者(パートタイマー以外)の残業手当などをのぞく所定内賃金は33万3,481円で、前年同月比+2.3%と、およそ30年ぶりの高い伸びとなった。


一方、労働組合の全国組織「連合」が5日に発表した傘下労組の賃上げ状況によると、今春闘での純粋な賃上げ=ベースアップ率は3.54%となっている。連合傘下の労組は大企業労組が多く、ベア率は大企業ほど高い傾向がある。実際、連合の集計でも組合員100人未満ではベア率3.16%だった。


勤労統計調査は全国の従業員5人以上の事業所、3万余りを対象としている。労組のない中小、零細企業の賃上げは2%程度かそれ以下にとどまった可能性がある。


5月以降に賃上げを決めた企業もあるとみられ、夏季一時金(ボーナス)の出る6月と、今後も賃金は改善傾向が続く可能性もある。ただ、5月には電気料金にプラスされる再生エネルギー賦課金のアップがあり、電気、ガス料金の補助金が終了する。


実質賃金がプラス転換するのは今年後半で、それも物価が落ち着くことが条件になる。

×

非ログインユーザーとして返信する