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「カラ売り」勢 エヌビディア株急落で1兆円の利益 ロイター通信 中国新興AIのアプリ急浸透が契機

Trading View より NVIDIA株式の動き、29日を底値にやや持ち直している。
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ロイター通信は28日電子版で、27日に株価急落に見舞われた米半導体大手エヌビディア株式の空売りで、空売り勢が約66億ドル(約1兆円)の利益を獲得したと報じた。分析会社オルテックス・テクノロジーズのデータとして伝えた。同通信によると、空売り勢が1日にあげた利益としては過去最大だという。

株式の空売りは、市場から株を借りて、高値(売り時)と考えたときに株を売る(売り建てる)投資手法。将来、株が下落したときに安値で買い戻し、借りた先に返せば、差額が利益になる。(金利に相当する借株料やそれなりの手数料を払う必要がある。)


しかし、思惑と違って、株価が上昇を続ければ、追加の担保=証拠金を要求され、資金切れに陥るリスクもある。みすみす高値で買い戻し、損切りを強いられることになる。

エヌビディア株式下落のきっかけは、中国の新興AI(人工知能)企業ディープシーク社が、米国の輸出規制に抵触しない旧世代で、安価な同社製半導体を使って、高性能のAIモデルを開発したと発表したこと。

ブルームバーグ通信などによると、1月上旬にモバイル用アプリがリリースされると、米国のiPhoneダウンロードチャートでトップに立った。開発コストは数十分の1から数百分の1といわれ、先週に入って間もなく、エヌビィデアなどの脅威になるとの警戒感が市場に広まり、AI関連株が軒並み急落することになった。

当のエヌビディアは「ディープシークの研究は、広く入手可能なモデルと輸出規制を順守して、いかに新しいモデルを作成できるかを示している」と冷静なコメントを出している。

 現在、エヌ社株は持ち直しているが、今後しばらくは目が離せない状況が続きそうだ。






















エヌビディア株は28日以降、株価が持ち直しているが、再び高値を更新するかどうかが注目される。

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