時代遅れの新聞読みブログ

前期高齢者が新聞(紙、電子)・ネットのニュースをフォローします。

藤井七冠 前人未到の八冠達成 永瀬王座に逆転勝ち 藤井時代の到来

藤井聡太が2020年7月棋聖で初タイトル獲得から3年3ヶ月で八冠を達成するまで(敬称略)
++++++
藤井聡太七冠(竜王、名人、王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21)が永瀬拓矢王座に挑戦する王座戦五番勝負の第4局は10月11日、京都市で行われ、後手藤井七冠が138手で勝利し、対戦成績3勝1敗で、前人未到のタイトル戦八冠独占を達成した。


「王座」は、藤井七冠が保持していない唯一のタイトルだった。一方、永瀬王座は「王座戦」4連覇中で、5連覇に永世称号「名誉王座」の資格がかかっていた。


2020年7月に棋聖のタイトルを獲得してから王座奪取まで3年3ヶ月というハイスピードで駆け上がった。藤井がプロ棋士としてデビューした当時、先輩棋士(高野秀行六段)が「性能の良いマシンが参戦すると聞きフェラーリやベンツを想像していたらジェット機が来たという感じ」と評したが、それを実証してみせた。


藤井七冠は王座戦を含めてタイトル戦を18回連続で勝ちをおさめている。八冠達成は藤井時代の到来を告げるものだ。


過去には1996年2月に羽生善治現九段が全7タイトル(当時は叡王戦がなく7タイトル)を獲得している。羽生は当時25歳4ヶ月、藤井は21歳3ヶ月で、全冠制覇の最年少記録も打ち立てた。


藤井七冠と永瀬王座は練習将棋を指す研究仲間でもあり、これまでの3局は最終盤まで互いに譲らない熱戦だった。最終局は永瀬がややリードする局面が続き、終盤では永瀬王座が優勢から勝勢となった。しかし、両者1分将棋となったところで永瀬王座に失着が出て、藤井七冠が劇的な逆転勝ちを収めた。

×

非ログインユーザーとして返信する