中国人民軍 制服組トップ解任 習主席の「台湾武力統一」方針にどう影響 中央軍事委は有名無実に

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内外の報道によると、中国国防省は2月24日、中国人民解放軍の制服組トップの張又俠・中央軍事委員会副主席と劉振立・軍連合参謀部参謀長の2人が規律と法律の重大な違反の疑いで調査対象になっていると発表した。
「規律違反」は、中国において汚職の別名で、公式発表はその時点で有罪認定と同義だ。
中央軍事委は、通常7人ほどで構成されているが、今回の処分で、習氏と、張昇民副主席の2人になった。張副主席は、昨年10月に解任、党籍剥奪処分を受けた制服組ナンバー2の何衛東・の後任で、軍の統制・規律担当の書記で、いわゆる制服組(軍出身)ではない。
中央軍事委は、軍の最高指導機関で、いうまでもなく、習近平国家主席が軍事委の主席である。
中央軍事委が有名無実化した現状では、習主席が公言している、台湾の武力による統一は難しくなったとの見方がある。その一方、習氏一人に軍事の大権が委ねられた形になり、台湾への脅しがより効くようになったともいえる。
(ある中国ウオッチャーは、張氏は武力統一に反対(または消極的)だったため、習主席が「規律違反」を理由に、事実上の解任に踏み切ったと言っている)
ロイター通信によると、張氏の父親は習氏の父親と「革命の同士」という間柄で、習氏の盟友とみなされてきた。
習体制下、中国が軍事力の拡大、海洋進出を進めるのと同時に、汚職を理由とした軍高官の粛清が相次いでいる。2023年には軍近代化の象徴である、「ロケット軍」の幹部が粛清された。
中国、制服組トップら