時代遅れの新聞読みブログ

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長嶋茂雄氏は「60年安保」の後 「社会党が政権をとったら野球で騒いでいられなくなる」と話していた

深浦サブロー

YOU TUBE 日テレNEWS https://www.youtube.com/watch?v=vuAuVzDPLe4

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往年の読売ジャイアンツの名選手にして元監督の長嶋茂雄氏が3日、亡くなり、生前の長嶋氏が残した言行録が新聞やネット上で紹介されている。


サンケイスポーツ電子版は、めずらしく政治に関連した長嶋氏のことばを紹介している。


時期は1961年10月、前年6月に成立した新日米安保条約をめぐる「安保闘争」の余燼も冷めやらぬころだ。長嶋さんが「社会党(旧政党、当時は野党第一党だった)が政権を取ったら野球、野球って騒いでいられなくなるんじゃないですか」と話したというのだ。

【ミスター語録】長嶋茂雄さんの〝名言迷言〟を振り返る - サンスポ


前期高齢者の筆者は幼児だったので、この言葉を知る由もないが、大学時代(70年安保闘争が終わったあと)に、友人から、「長嶋さんが、社会党が政権を取ったらプロ野球がなくなると言っているらしい」と聞いたことがある。


筆者は一種の都市伝説と思っていたのだが、自民党と社会党が激しく対立していた政治の時代に、そういう発言をしたのは本当だった。


ネット上を調べたところ、ウイキペディアの「長嶋茂雄」の項目には、以下のように書かれた一節があった。


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1961年10月3日付朝日新聞の「わたしが記者なら」というインタビュー記事に以下のような一節があり、物議を醸した。


長嶋 「なんてったってボクら、保守党の方ですからね。社会党の天下になったら野球、野球っていってられるかどうか、分かりませんからねェ。(本気でそう思いこんでいるような調子)でも、これだけさかんになってれば、全然ダメになるってこともないですよ、ね?」


以上、ウィキペディアからの引用終わり。()内はインタビューした記者の感想。

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1961年10月、池田勇人首相(安保条約発効後に退陣した岸信介氏に代わった)が、衆院を解散し、総選挙にうって出た。朝日新聞のインタビュー記事は、解散・総選挙にあわせた企画記事だったと思われる。


当時、安保関連法案を強行採決した自民党への批判は強く、自民党が負けて、社会党が政権を取るとの見方もあったようだ。


さて、その総選挙の結果は、大方の(?)予想に反して自民党が大勝という結果に終わった。社会党も議席を増やしたが、政権交代には遠く及ばない勢力にとどまった。


教科書的には、自民大勝は、政策を外交(日米安保条約成立)から、経済成長路線に切り替えた池田氏が支持されたと説明され、長嶋氏の発言もいつの間にか忘れられてしまった。


一方、社会党は長嶋氏の発言を気にかけていたようで、岸本元氏のXによると、後に、長嶋氏は、佐々木更三委員長とのインタビューに応じて、「あの記事は自分の話が曲解された」と説明している。


本当のところはどうだったのか、聞いてみたいところだが、それはかなわぬことになった。


岸本元
@bowwowolf
「ミスター」こと長嶋茂雄は現役の頃「社会党が政権を取ったら野球ができなくなる」と放言したという伝説を残すが、『大衆政治家 佐々木更三の歩み』(総評資料頒布会、1980)に載っている対談によると、真相はこんな感じで、曲解だったそうな。社会党政権になっても野球できるみたいで、よかったね


朝日新聞は3日付け朝刊スポーツ面で、野球、スポーツに関する長嶋氏のさまざまな語録を紹介しているが、この「政治発言」には触れていない。






































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