時代遅れの新聞読みブログ

前期高齢者が新聞(紙、電子)・ネットのニュースをフォローします。

日韓トンネル 事業・調査に66億円以上 カネはどこから 1ミリ5万円の寄付募る?

(ANN テレ朝news より、旧統一教会はトンネル1ミリ掘るため5万円の寄付を呼びかけていたという。文鮮明氏提唱の「日韓トンネル」、岸田総理の後援会会長に“接点”(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース



岸田文雄首相の熊本県・後援会長が、旧統一教会が関連する日韓トンネル推進熊本県民会議の議長を務めていたことが表面化し、統一教会が長年にわたりすすめている「日韓海底トンネル」が注目されている。


日韓海底トンネルは1981年に旧統一教会の創始者、文鮮明氏が提案したプロジェクト。事業を進めているのは、旧統一教会系の国際ハイウェイ財団(東京都)だ。同財団ホームページにある計画によると、海底トンネルは全長約230kmというから、青函トンネル54kmの4倍以上の長さだ。


FNNプライムオンライン23日付けは、この計画の現況を伝えている。佐賀県唐津市に調査用トンネルが540メートル掘られたというが、「10年以上、掘削工事は進んでいない」という。日本側の長崎県壱岐市と対馬市にも関連の地上施設を設けられているというが、現時点では休止しているようだ。


日韓トンネルは「旧統一教会の集金装置」 釜山市長選の公約にも…韓国を緊急取材 ”総工費10兆円”その必要性は|FNNプライムオンライン


同財団のホームページには、財団の財務状況が公表されている。それによると、固定資産として地下構造物(唐津調査斜行)21億7500万円、著作権(地質地形調査資料等)45億6600万円が計上されている。少なくとも事業費として66億円以上を投じたとみていいだろう。


そのカネはどうやって調達したのか。8月1日付ディリー新潮は、全国霊感商法対策弁護士連絡会の渡辺博弁護士の談話を紹介している。


統一教会がカネ集めに使った「日韓トンネル」 騙されて3億7000万円出した人も(抜粋) | デイリー新潮


「(日韓トンネルの)壮大な計画を『教団が実現する!』というのが、信者に向けたアドバルーンなのです。さらに、『日韓トンネルを造るため』という名目で多大な献金も集めてきたのです」


岸田氏の熊本県後援会長は、崇城大学学長の中山峰男氏。24日、記者会見を開き「(旧統一教会と)関係があるとは思っていなかった」と説明し、関連団体の議長を辞任したという。


中山氏は、議長を引き受けた理由のひとつとして、元九州大学学長の梶山千里氏が日韓トンネル実現・九州連絡協議会会長を務めていることをあげた。


当の梶山氏はFNNニュースの取材に対し、統一教会が関わっていたことを「知っていた」と述べた上で、「僕らとしては純粋に、旧統一教会が関わろうが関わるまいが、日韓トンネルは掘ったらいいねと。(後略)」と見解を述べている。


梶山氏は宗教団体の派生事業の「広告塔」に利用されたことを、もう少し重く受け止めた方がいいと思われる。

×

非ログインユーザーとして返信する