時代遅れの新聞読みブログ

前期高齢者が新聞(紙、電子)・ネットのニュースをフォローします。

藤井七冠 王座戦1勝1敗のタイに 214手の熱戦 永瀬王座破る あわやの相入玉!?


将棋の藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、棋王、王将、棋聖の七冠、21)が永瀬拓矢王座に挑戦する第70期王座戦五番勝負第二局が9月12日、神戸市で行われ、後手番藤井竜王・名人が214手で勝利し、1勝1敗のタイとした。残る三番で2勝すれば史上初の八冠となる。
第3局は27日、名古屋市「名古屋マリオットアソシアホテル」で行われる。


永瀬王座にとっても今期で五連覇すると「名誉王座」を獲得する、負けられない戦いだ。対局は角換わりの展開となった。初中盤は両者譲らず、中継するABEMATVのAIでもほぼ互角の判定が続いた。


終盤は両者持ち時間を使い切り、間違いの許されない「1分将棋」となった。藤井七冠が永瀬王座の攻めをしのいで相手陣に入王した。永瀬王座も粘りに粘って上部に抜け出し、藤井七冠が優勢ながら両者の王が敵陣に入る相入王の可能性もでてきた。


点数勝負(後述)をにらみながらの戦いは続いたが、点数で負けている永瀬王はあえて入玉せずに藤井にコマを使わせ、点数を稼ぐ作戦に。しかし、最後は藤井七冠が飛車、角を使って永瀬王を詰めに討ち取った。


藤井七冠は「右玉」と言う、最近ではあまり採用されない王を右に寄せる構えを選んだが
対局後の記者会見で「右玉の陣形をまとめるのに苦労した。端を攻められたのが厳しく、苦しい時間が長かった」と語っていた。


2局をおわって、後手番がそれぞれ勝利した。藤井、永瀬は1対1の研究対局を長く続けており、互いの手の内を知り尽くしている。先手番有利とはいえないこの王座戦は、文字とおり目が離せない。


+++++++
入玉したときの勝敗の「決め方」


先手、後手の玉将がいずれも相手陣営に入り、詰みがなくなったときは、大駒(飛車・角行)の1枚を各5点、小駒(金将・銀将・桂馬・香車・歩兵)の1枚を各1点として、点数を数えて、勝敗を決める。両者ともに24店以上のときは「持将棋」=引き分けで、指し直しとなる。


上の説明は簡略化しているので、くわしくは将棋連盟のサイトを見てください。
将棋のルールに関するご質問|よくある質問|日本将棋連盟

×

非ログインユーザーとして返信する