H3ロケット6号機打ち上げに成功 失敗から半年でスタート台に戻る 成功率75%はまだ低い

JAXAのH3ロケット6号機打ち上げライブ中継から
https://www.youtube.com/live/1U9WBmfUMZs
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12日午前10時前、鹿児島・種子島宇宙センターから基幹ロケットH3・6号機を打ち上げた。6号機は第1段と第2段エンジンの燃焼を無事に終了し、午前10時15分過ぎ、搭載する小型衛星の投入に成功した。
H3ロケット6号機は、補助(ブースター)エンジンなしで、メーンエンジン3基だけで打ち上げるタイプ。H3ロケットは8号機が、昨年12月に第2段エンジンが燃焼できず、失敗に終わっている。
H3ロケット1号機は23年1月に打ち上げられたが、第3段エンジンが燃焼せずに失敗に終わった。このため、第3段エンジンを使わない6号機は、7号機(成功)、8号機の後回しになった。
8号機の失敗は、衛星を搭載する台座が強度不足により壊れ、2段エンジンを損傷させたためだった。(JAXAの発表による)6号機では、台座をつくる複合材の接着剤を変えて、強度を高めた。
JAXAによると、6号機には、問題視する台座分離のフライトデータを採るための機器を載せている。
6号機の搭載衛星は静岡大学などがつくった実験衛星6機とした。8号機には、開発・製造に300億円以上を費やした準天頂衛星みちびき5号機が搭載されていたが、失敗により喪失している。万が一の失敗を考えたものと思われる。
6号機の成功で、H3の成功率は75%になり、4回に3回は成功が期待できることになる。
1回の打ち上げ費用は、1機50億円程度(もっとも安い6号機タイプの場合、推定)とされるが、この成功率では、失敗時の補償をつけないと、商用衛星の受注は難しいだろう。後がない状況からは一歩進んだが、成功を重ねることが要求される。