植田日銀総裁講演 利上げに慎重姿勢も 為替市場は円高に 12月の利上げ織り込み? 物価動向に注目

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日本銀行の植田和男総裁は18日、名古屋市内で講演し、「経済・物価の見通しが実現していくとすれば、それに応じて、政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことになると考えている」と述べた。
植田総裁は利上げに慎重な姿勢を示したが、市場には近く追加利上げするとの見方が強く、18日午後2時時点の為替市場は前週末夕方に比べて1円以上円高ドル安に動き、1ドル=154円65銭前後で取引された。
長期金利は11月に入ってじりじり上がって1%を超えている。12月(18日、19日)または1月(23日、24日)の日銀金融政策決定会合での利上げを織り込みつつある。
今月22日には総務省による10月の全国消費者物価指数、29日には11月の東京都区部の消費者物価指数(速報値)の発表がある。10月は多くの食料品が値上げされ、最終価格への波及が予想される。その場合、物価指数の上昇を招くことになる。
日銀は基調的な物価上昇率を2%に置いているが、それを上回る物価上昇が続くと判断した場合、早ければ12月の政策決定会合で現在0.25%の政策金利を0.5%に引き上げるだろう。