ホクレン道産米 前払金70%引き上げ 新潟コシヒカリを上回るか 猛暑影響ならコメ価格反騰も

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NHKのWEBニュースによると、北海道のホクレン農業協同組合連合は、25年産米の生産者に支払う概算金(前払金)について、「ゆめぴりか」「ななつぼし」、「きらら397」の3銘柄を、玄米60キロ(1等米)あたり、一律、1万7,500円引き上げ、2万9000円~31000円とすることを決めた。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20250813/7000077914.html
北海道は新潟県に次ぐコメの生産地だが、新潟県(生産量首位)のコシヒカリや秋田県(生産量3位)のあきたこまちに比べると、市場では安い価格で取引されてきた。
(食味が本州の銘柄米に比べて劣るためと言われる。北海道で取れるコメが美味しくなかった昔のイメージがあるため、それに引きずられている、との見方もある。)
概算金は、JAグループが扱うコメ価格のベースになるもので、この価格に精米や流通コスト(農協の手数料)、流通マージンなどが乗って、店頭で売られることになる。
前年の概算金に比べると、ホクレンの引き上げ率は70%を超えている。注目されるのは、3銘柄ともに全農新潟県本部が提示している、25年産のコシヒカリ(一般)の概算金(最低保証額)を上回っていることだ。
ホクレンの強気の姿勢は、最終的な概算金を決めていない、新潟県や秋田県などの概算金に影響を与えるのは間違いない。(全農秋田県本部は、農協以外の集荷業者の動向に影響を与えるおそれがあるとして、概算金の発表をしないことにした、という。)
農水省によると、8月3日までの1週間に販売された全国スーパーのコメの平均価格は、5キロあたり税込みで3,542円とわずかだが値下がりした。
一方、市場に出回っている早場米の価格は、24年産に比べて、大幅に高くなっている。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20250725/5060021586.html
政府が売り出している備蓄米は、8月中に買い受ける契約をキャンセルする業者が出ている。新米が高く売れるのに、安い価格でしか売れない(高く売ると政府から指導が入るのは間違いない。)、備蓄米を仕入れる業者はいないだろう。
この夏の記録的な少雨や、高温による生育不良が、収穫への影響が明らかになれば、コメの店頭価格は再び上昇する可能性がある。
政府の備蓄米はほぼ全量を売り出しており、今度は冷やしがどこにもないことは、注意しておく必要がある。