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藤井叡王 AI超えの23手詰めでタイトル防衛 解説のプロ棋士も感嘆 菅井八段との激闘を制す

叡王タイトル防衛で記者会見する藤井聡太六冠 YOU TUBE スポニチチャンネル 【叡王戦】藤井叡王会見 叡王位3連覇達成 - YouTube
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藤井聡太叡王・六冠(20=竜王、王位、棋王、王将、棋聖)が、菅井竜也八段(31)を破って叡王防衛を果たした叡王戦第4局は、藤井叡王が将棋AIの最善手を超える、23手詰めを繰り出し、実況解説を務めるプロ棋士や、将棋YOU TUBERを驚かせた。


YOU TUBE 元奨励会員アユムの将棋チャンネルより、AI「詰みません」藤井聡太叡王「23手詰」 プロも驚愕!叡王戦第4局、AI超えの奇跡の詰み筋を徹底解説(主催:不二家、日本将棋連盟) - YouTube


藤井叡王の2勝1敗で迎えた第4局は、2度の千日手、指し直しとなる激戦となった。AI超えの一手は、指し直し3局目、後手番藤井叡王の80手目に出た。飛車交換から藤井叡王が優勢となった局面で、先手菅井の王手となる2九龍とした。


叡王戦を中継するABEMA の将棋AIはそれまで、藤井93%、菅井7%となっていたが、この王手の直後は、一瞬、藤井38%、菅井62%と菅井有利に振れた。その後、表示なし=AI考慮中となり、一秒もしないうちに「詰み」を示す藤井99%、菅井1%を示した。


AIは数億手以上を読んで、「最善手」を示すとされる。藤井叡王の差し手は、AIの最善手と一致することが他のトップ棋士に比べても多い。今回は、残り持ち時間2~3分のところで、AIが示せなかった、長手数の詰めを読み切っていたわけで、「AI超え」の力をみせた。


ABEMA TVで解説していた阿久津主税八段は「こちらが、どう寄せていくかというところに詰みがあった。びっくりしましたね。いやー解説者失格です。見事な手順をみせてもらいました」と感嘆していた。


藤井六冠は5月31日、6月1日に渡辺明名人との名人戦第5局を戦う。これに勝てば、最年少名人とタイトル七冠を達成する。叡王戦第4局は午後9時過ぎに終わる、長い戦いだったが、藤井六冠は対局後の取材にたいして「しっかり休んで(名人戦までに)いい状態に持っていきたいと思います」と話していた。
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千日手とは 将棋の対局で、駒の配置、両対局者の持ち駒の種類や数、手番が全く同じ状態が1局中に4回現れると千日手となる。その勝負をなかったこととし、公式戦では30分の休憩後、先手と後手を替えて最初から指し直しとなる。

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