時代遅れの新聞読みブログ

前期高齢者が新聞(紙、電子)・ネットのニュースをフォローします。

コメ業界が恐れる「余り物」に値なし 2月の在庫量は前年比100万トン増

深浦サブロー

スーパーのコメ売り場では、農協(JA)の銘柄パールライスが税別、5キロ=3500円から3,700円程度で売られていた。

+++++++

コメ生産者から卸、小売の流通までひっくるめたコメ業界は、先々、「余り物に値なし」という相場格言を身にしみて感ずることになるかもしれない。

農水省が発表した、2月のコメの民間在庫は、前年2月の200万トンに比べて100万トン増えて、300万トンとなった。24年夏からのコメ価格上昇で、農家の増産意欲が高まった一方、少子高齢化でコメ消費が減退しているためだ。

(コメが高くなったため、消費者の「主食」需要が麺類やパンなど小麦製品に振り替わったともいわれている。)

在庫増を反映して、スーパーなどコメの店頭価格もじわじわと下がり、5キロ=4,000円を割り込むところまできている。

25年産の主食用米の生産量は前年産に比べ67万6000トン増の746万8000トンだった。それに加えて政府備蓄米を60万トン売却しており、在庫が100万トン増えるのはムリもない話だ。

在庫増対策として、農水省は今年とれる26年産米について、20万トン程度を政府備蓄米として買い入れることを決めている。

ただ、25年産米の在庫が多ければ、27年産米が本格的に出る前に、売り切ろうという業者が出るのは必至だ。コメは梅雨を超すと、低温倉庫などで保管しないと品質(食味)が落ちるのは避けられないからだ。

民間在庫の「民間」には純粋民間の卸業者のほかに、農協(JA)も入っている。純粋民間業者はともかく、農協にある25年産米在庫は、どこかの段階で、が買い上げることになるのではないか。

+++++++

×

非ログインユーザーとして返信する