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米EVテスラ株大幅下落 ツイッター買収表明以来 上海工場の停止も悪材料


24日の米ニューヨーク株式市場で、電気自動車(EV)メーカーの米テスラの株価が、大幅下落し、昨年11月につけた高値の半値近い、前日比6.9%安の628.16ドルで終わった。


テスラ社のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は4月上旬、ソーシャルメディア大手ツイッター社の買収を発表したが、そこからテスラ株の下落が始まった。


買収総額は440億ドル(約5.6兆円)となる見込みで、マスク氏は本人の持つテスラ株の一部売却や、株式を担保にした借り入れで資金を作るとみられていた。


ところが、ツイッター社の業績がアルファベット(グーグル親会社)やメタプラットフォームズ(フェイスブック親会社)などに比べて振るわないため、足もとのツイッター株は下落している。


マスク氏が示した買収額は1株当たり54.20ドルだが、市場は割高だとみて、元手になるテスラ株の下げにつながった。テスラ株が下がるとより多くの株式を売る必要があるため、さらにテスラ株が下がるという悪循環となった。


ブルームバーグ通信によると、24日のテスラ株の一段の下げは、有力アナリストが、テスラ社の上海工場が中国のゼロコロナ政策のあおりを受けて生産停止し、収益に悪影響を与えるとみて目標株価を引き下げたことによる。


マスク氏はツイッター社に、「スパムやbotアカウント(自動投稿するアカウント)の占める割合が本当にユーザーの5%未満なのかどうか確認する」ことを求め、買収を保留にしている。(スパムやbotアカウントは収入につながらないため)


マスク氏が何かと理由をつけて、ツイッターの買収額を引き下げようとしている、あるいは買収を辞めるのではないかとの見方も出ている。


マスク氏は米証券取引委員会(SEC)に、買収契約を破棄する場合は10億ドルの違約金を支払う義務がある、との文書を提出しているそうだが、その方が安くすむ場合も考えられる。


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