永瀬九段 「粘って」藤井名人に大逆転勝ち 名人戦第4局 予想外の手は「失着」?!
YOU TUBE 朝日新聞囲碁将棋チャンネルより 永瀬拓矢九段勝因を語る
https://www.youtube.com/watch?v=m80LVF36TMs&t=269s
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将棋の藤井聡太名人(竜王・王位・王座・棋王・王将・棋聖=22)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦する第83期名人戦7番勝負第4局は、2日目の18日、千日手指し直し局が大分県・宇佐神宮で行われ、粘りに粘った永瀬九段が逆転勝ちをおさめ、対戦成績を1勝3敗とした。
指し直し局では、永瀬九段の1勝への執念が、藤井名人の失着を呼び込む場面があった。
藤井名人の92手目は、永瀬陣に7七歩と打った手。アベマTVで解説をしていた森内俊之九段が、「予想外の手ですね」と絶句、その後「(AI評価値で劣勢の)永瀬九段が逆転してもおかしくないという感触を持ったのでは」と言った。(アベマTVの将棋AIが示し、森内九段も予想したのは、永瀬2三竜を受ける2二歩だった。)
ここから形勢が二転三転し、永瀬九段が詰みを逃す局面もあったが、最後は自玉の安全を確保したうえで、藤井玉を追い詰めて勝ちきった。永瀬九段の粘り強さが発揮された1局となった。
プロの将棋では統計的に先手がやや有利とされている。本局後手番の永瀬九段は1日目に千日手に誘導し、2日目は先後を入れ替えるきまりで、先手を得た。そのうえ、持ち時間に2時間の差をつけることができた。
2日目は永瀬九段も長考に沈み、時間差はなくなったが、ライブ中継でも藤井名人の疲れはみてとれるほどだった。(瞬きする場面がときおり見られた)藤井名人の思考力を削ったとすれば、永瀬九段の千日手誘導は奏功したといえる。
5月29日、30日に行われる第5局は永瀬九段の先手番となる。注目の一戦となる。名人戦は毎日新聞、朝日新聞主催。