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渡辺明名人 三連覇 斎藤八段に快勝 永瀬王座も「序盤戦術がすごい」(朝日新聞)

(渡辺明名人 将棋連盟ホームページより)


将棋の第80期名人戦七番勝負第5局は、29日、岡山県倉敷市で2日目のの対局があり、渡辺明名人(38)=棋王との二冠=が挑戦者・斎藤慎太郎八段(29)を破り、4勝1敗で3連覇を遂げた。


斎藤八段は2期連続の挑戦だったが、昨期と同じ4勝1敗で退けられた。


名人位の挑戦権を争う順位戦A級には、今期、藤井聡太竜王(五冠)が加わった。今回、敗れた斎藤八段を含めた10人がリーグ戦を戦い、首位の棋士が来年、渡辺名人に挑戦する。


今期名人戦では、第3局は斎藤八段が接戦を制したが、1、2局と3局は渡辺名人が快勝した。


渡辺名人は藤井竜王に対して、これまで公式戦では2勝12敗(勝率約1割4分3厘)と大きく負け越している。


とくに、昨年の棋聖位挑戦は3連敗、今年の王将防衛戦は4連敗を喫しており、天敵といっていい存在だ。


渡辺名人は昨年8月にパソコンを最新鋭機に買い換え、将棋ソフト(AI)を使った研究を深めていると言われる。今期名人戦での快勝はその成果の表れかもしれない。


永瀬拓矢王座(29)は朝日新聞記者のインタビューに対して、今期名人戦でみせた渡辺名人の「強さ」について、次のように語っている。


【詳報】渡辺明名人の強さ、永瀬拓矢王座「棋士でないと分からない」:朝日新聞デジタル
「名人芸というものは何か、ということは私には分かりませんけど、もしかしたら今期名人戦での渡辺名人の卓越した戦略のようなことを指すのかもしれません。そのくらい今回の七番勝負における名人の序盤戦術はすごいと思う。斎藤さんを相手にあれだけ連続でできるのは……。本当のすごさは戦った人じゃないと分からないです。盤上で最も重要なのは技術ですけど、斎藤さんは技術面ではなく戦略面においてストレスのようなものを感じ続けているかもしれません」。
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