（旧統一教会系団体がソウルで開いた国際会議で、安倍元首相を追悼。
旧「統一教会」系団体が大規模“国際会議”開催で各国の有力者がソウルに集結　「安部元総理の暗殺はひどい損失」トランプ氏もメッセージ｜TBS NEWS DIG - YouTube　）

TBS　NEWS　DIGなどによると、世界平和統一家庭連合（旧統一教会）の関連団体が韓国・ソウル市で開いたイベントで、安倍晋三元首相を悼んで生前のビデオ映像や追悼メッセージが流れ、参加者が献花する場面もあった。
トランプ大統領の追悼メッセージも流された。

ネット上には、「旧統一教会がここまで手厚くやってくれるなら、国葬はいらないのでは？」といったことばが飛び交っている。

安倍晋三氏を銃撃した容疑者の母は、旧統一教会にほとんんど全財産を寄付し、家庭が崩壊した。その恨みから容疑者は旧統一教会と近い（関係にあると思った）安倍元首相を銃撃したとされる。

安倍元首相の死をきっかけに自民党の多くの有力議員が統一教会と接点があり、選挙時に支援を受けていたことなどが表面化している。

そうした中で、おこなわれた国際会議での安倍氏追悼だが、筆者には安倍元首相を悼むというよりは、同連合が安倍氏とのつながりをなお誇示する意味があるようにみえた。安倍氏は教会を利用したようにみえるが、「看板」として利用されていたのではないか。（持ちつもたれつということかもしれない）

イベントは、旧統一教会の創設者、文鮮明氏の死去から10年の節目として開催された。同連合の関係団体、「天宙平和連合（ＵＰＦ）」の主催。安倍氏は昨年９月、ＵＰＦのイベントにビデオメッセージを寄せ、「韓鶴子（ハン・ハクチャ）総裁＝現教祖をはじめ、皆さまに敬意を表します」と述べていた。

旧統一教会は１９５４年に文鮮明氏が韓国で創設した。安倍元首相の祖父、岸信介氏は旧統一教会と表裏一体の政治団体、「国際勝共連合」を日本に設立する際、深くかかわった（協力した）とされる。

旧統一教会の資金源は、持っているだけで心安らぐ「壺」を売りつける霊感商法や、寄付金（額が大きいほどいい）にあるとされる。韓国よりも日本の方が資金源としては大きいという。

安倍氏亡き今となっては、安倍氏の口から旧統一教会改め、「家庭連合」との関係を聞くことはできない。聞いても、モリカケ問題同様に「何がいけない？」と開き直られる可能性もある。

というのは、勝共連合の主張は、おどろくほど自民党（タカ派）の意見に近いのである。

参考までに、
勝共連合の「大学生遊説隊 UNITE（ユナイト）」の主な運動方針は以下の通り。
（WIKEPEDIAによる）

勝共思想の定着をはかる
共産主義の脅威から我が国を守る
ジェンダーフリーや過激な性教育の廃止
(選択的)夫婦別姓に潜む共産主義の策動を阻止
子供の人権政策に潜む共産主義の策動を阻止
青少年健全育成基本法の制定
男女共同参画社会基本法の改廃
憲法改正
緊急事態基本法の制定
スパイ防止法の制定
日本版NSCの設置
集団的自衛権の行使容認
非核三原則の改廃
武器輸出三原則の改廃
防衛産業を成長戦略に盛込む
宇宙の軍事利用を促進