日経平均4万2,000円は天井になる? 円安=株高時代の終焉 「ほぼトラ」も 市場に影響
YOU TUBE ANN NEWS CH 日経平均株価1000円急落から…反発は? 今週の注目点【知っておきたい!】【グッド!モーニング】(2024年7月15日) - YouTube
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日本株は7月11日に日経平均が終値ベースの史上最高値4万2,224円をつけたが、翌日の12日には1,000円以上の値下がりを演じ、4万1,000円台で推移している。
12日に下げた要因は、ドル円相場が1ドル=161円から1ドル=157円台へと急速に円高に動いたためというのが市場の見方だ。
この日の海外市場で、政府・日銀がドル売り円買い介入をしたとみられる。また、米国のインフレ沈静化で、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月には利下げに踏み切るとの観測が台頭、円高を後押ししている。
日銀の異次元緩和が始まって以来、日本株は「円安は株価にプラス」という「信条」で動いてきた。為替トレンドが円安から円高に転換した場合、「円高は株価にプラス」と180度転換しなければ、1ドル=160円、日経平均4万2,000円が、当面の円安・株高水準になるかもしれない。
米国大統領選挙は、暗殺の危機をくぐりぬけたトランプ氏が次期大統領に選ばれる可能性が高まっている。トランプ氏は日本や中国の通貨安(ドル高)が米国の貿易赤字を膨らませ、国内雇用を減らすとして、批判してきた。
政府としてもいわゆる「ほぼトラ」の情勢では、1ドル=160円を大きく超えるような円安は止めたいところだろう。