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将棋の渡辺九段 A級残留が確定 ひざの痛み癒える?永瀬九段に勝利 天彦九段最終戦勝てば藤井名人に挑戦

深浦サブロー

A級順位戦、第8局までの勝敗表、上位3人に藤井聡太名人挑戦の可能性
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将棋の渡辺明九段のヒザの不調のため、延期されていた名人戦・A級順位戦、永瀬拓矢九段との対局が2月21日、東京・将棋会館で行われ、渡辺九段が173手で永瀬九段に勝ち、4勝4敗として、最終局を残してA級残留を決めた。


最終局は2月27日に静岡市で行われる。現在、6勝2敗で首位に立つ佐藤天彦九段が佐々木勇気八段に勝てば、藤井名人(竜王など七冠)への挑戦権を得る。


佐藤九段が敗れた場合は、5勝3敗であとを追う永瀬九段―増田康宏八段戦の勝者とプレーオフ戦をおこない、勝者が挑戦する。


渡辺九段は昨年(2024年)5月に左脚の前十字靱帯(じんたい)断裂のけがを負った。本人の説明によると、原因は趣味のフットサルという。24年12月のA級順位戦、千田翔太八段との対局でもヒザの痛みのため途中で投了していた。


昨年12月19日から今年1月20日まで休場して、手術、治療を受けたが、1月28日のA級順位戦、佐藤天彦九段との対局でも、「対局を続けることが困難」として、2戦続けて投了する事態となった。


21日の対局は、ほぼ互角の局面が長く続いた。双方持ち時間を使い、終局は22日午前1時近くになった。渡辺九段が途中で投了した前2局では、夕方になると脚の痛みからか、離席や集中が切れる様子が見て取れたが、この日の対局では短い離席はあったものの終盤まで力を出せたようだ。


もし、渡辺九段が永瀬戦で負けるか不戦敗となっていたら、3勝5敗で豊島将之九段、菅井竜也八段と並び、A級残留は最終戦の勝敗次第となっていた。


A級降格は10名中、下位の2名で、今期は2勝6敗の稲葉陽八段の降級が決まっている。最終戦で渡辺九段と対戦する菅井八段が負ければ、菅井八段が降級する。


菅井八段が勝てば、豊島九段―千田翔太八段戦の敗者が降級する。


千田翔太八段は4勝5敗となり渡辺九段とならぶが、今期のA級順位が9位と低いため、規定(いわゆるアタマハネ)により降級となる。

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