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東京 電力ひっ迫 27日はしのいだが28日も発令 29日から火力を前倒し稼動

(東京電力パワーグリッドの電力使用状況グラフ=同社ホームページより)


季節外れの猛暑が続き、政府は27日午前、東京電力管内で初めて、電力需給ひっ迫注意報を発令した。27日は予備率を確保してしのいだが、28日も引き続き注意報を出す予定だ。


東京電力は7月に予定していた姉崎火力発電所(出力60万キロワット)の再稼働を29日に前倒しすることを決め、29日以降はひっ迫は解消される見込みだ。


27日の東京電力管内の電力使用率(供給電力に対する需要電力の割合)ピークは午前9時から同10時の96%だった。


夏至のころは太陽光発電の効率が高い。朝方のピークを乗り切った後は、太陽光の出力増でやや余裕が生じるが、太陽光の出力が落ちる午後4時以降の夕方に、またピンチが訪れる。暑さが残っているとエアコンが動いており、夕飯の支度もはじまるからだ。


東京電力管内の午後4時から午後5時の使用率は91%だった。午前中に出した使用率予測は98%で、かなり下回った。


テレビ、ネットで節電を呼びかけた効果や、他の電力会社から融通を受けて供給力を増やしたことがピンチを防いだとみられる。


東京電力はこの日は、揚水発電所も稼動させて需要をまかなったという。


電力需給ひっ迫警報の場合、政府は一段と強い節電要請を取れるが、やれることに大きな違いはなく、できれば「警報」は出したくないだろう。

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