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ロシア中央銀行総裁 侵攻後に辞任申し出もプーチン氏拒否/逆に3期目続投指名する 「深い葛藤を抱える」と関係者

(ロシア中央銀行 エルヴィラ・ナビウリナ総裁=ロシア中央銀行ホームページより)


ブルームバーグ通信(24日電子版)によると、ロシア中央銀行のナビウリナ総裁は、ロシアのウクライナ侵攻後に辞任しようとしたが、プーチン大統領に引き留められていたと、報じた。複数の関係者があきらかにした。


ナビウリナ氏は2013年に中銀総裁に就任。6月に2期目(任期5年)の任期切れとなるが、先週18日、プーチン氏から3期目指名を受けている。


ナビウリナ総裁は、就任後の2014年、ロシアがウクライナを併合した際、欧米の経済制裁による金融・通貨面での動揺を抑え、プーチン氏もその手腕を評価していたとされる。


ブルームバーグ通信によると、ナビウリ総裁は18日、ロシア中央銀行の政策金利据え置き決定後に、「ロシア経済は終わりの見えない縮小と混乱に向かっている」と警告した。


同通信に対し、関係者の一人は「この時期に離任すればプーチン大統領は裏切りと見なすだろう」と語ったという。


ロシア中銀総裁がプーチン大統領に辞意、拒まれ再任指名-関係者 - Bloomberg


THE WALL STREET JORNAL(25日電子版)も


「ナビウリナ総裁がウクライナア侵攻後、辞任の意向を示したが、プーチン大統領に拒否され、逆に3期目指名を受けた」と伝えた。


WSJはナビウリナ氏について「政府要職につく数少ないリベラル派の1人」としたうえで、関係者の話として


「ウクライナ侵攻はナビウリア氏の意表をつくもので、深い葛藤を感じていた。(中略)
西側諸国からさまざまな制裁を科せられたことで中銀総裁の務めを果たすことが格段に難しくなった。


ウクライナに侵攻した数日後ナビウリナ氏は黒ずくめの服装で公の場にあらわれ、現在ロシアの金融システムと経済は異常な状況に直面している」と述べていた。
露中銀総裁が辞意もプーチン氏が拒否、ウクライナ侵攻後 - WSJ

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