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米政府 露をデフォルトに追い込むか 露国債の利払い手続き認めず 市民殺害に制裁強化の見方

(上はドル/ルーブル相場の推移、TRADING VIEWより。侵攻後に一時1ドル=120ルーブルまで急落したが、足もとでは同84ルーブルまで値を戻している。経済制裁の効果はG7が期待したほどではない/時間が必要との見方も出ているようだ。)


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ロイター通信(4日、電子版)は、米財務省は、ドル建てロシア国債の直近(4日)の利払いについて、米JPモルガン・チェースの手続きを承認していないことを明らかにしたと報じた。


ロシア国債がデフォルト(債務不履行)に陥る可能性が高まった。


ロイター通信によると、米財務省の報道官は、4日(日本5日)がロシア国債の支払い期日であることに触れ、「財務省は本日以降、米金融機関のロシア政府口座からドル建て債の支払いを行うことを認めない。ロシアは現在残っている貴重なドル準備金を取り崩すか、新たな収入を得るか、デフォルトするかのどれかを選ばなくてはならない」と述べた。


ウクライナでは首都キーウ(キエフ)の近郊で、多数の民間人がロシア軍に殺害されたことが現地からの映像で伝えられている。


米国財務省が米金融機関による利払い(償還)手続きを認めない事にしたのは、米国政府による追加制裁の一環との見方も出ている。


ロシアはドル(ユーロ)建て国債の利払い(償還)を自国通貨ルーブルで行う可能性を表明し、実際一部(国内投資家向け?)をルーブルで支払っている。米欧各国はドルやユーロ建ての債券の利払い(償還)をルーブルで払うことは「デフォルト」に該当するとしている。
参考資料
米国政府がロシア国債の償還・利払いを阻止との報道。ロシアはデフォルトか | 2022年 | 木内登英のGlobal Economy & Policy Insight | 野村総合研究所(NRI)

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