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ソフトバンクGの行方は「アリババ」が左右?創業者は農業に熱、欧州訪問と香港紙

ソフトバンクGの行方は中国「アリババ」が左右?


創業者のマー氏は農業に熱、欧州訪問と香港紙報道(朝日新聞デジタル)



画像はソフトバンクグループホームページより


8日に9月四半期の最終損失が3,900億円になると、発表したソフトバンク・グループ(SBG)株式は、翌9日の東京株式市場で、前日比10.5%高の680円台に急上昇した。8日にSBGは最大1兆円の自社株買いの実施を発表しており、市場は損失より自社株買いを買った形。
自社株買いはSBGが保有する中国・アリババ集団などの株式の価値を考慮したものという。(9日付け日経新聞朝刊)





 一方、朝日新聞デジタル(10月29日)は、アリババ傘下の香港紙が「(10月に)アリババ集団の創業者の馬雲(ジャック・マー)氏がオランダの農業研究施設を訪問した」と報じたことを伝えている。



朝日新聞デジタルによると、香港紙は「今回の欧州訪問全体が農業関連の視察が目的。同紙によると、マー氏はアリババが培ってきたビッグデータや人工知能(AI)を活用することで農業の現代化に大きな可能性があると考えている。」と伝えている。
(引用の引用になることをご承知ください。)


朝日新聞デジタルによると、


「マー氏が昨年10月にあった講演で金融当局を批判したことを機に、中国政府はアリババ傘下の金融会社アント・グループの新規上場を延期させた。今年4月にはアリババが独占禁止法違反で摘発されるなど、中国当局からの監視や締め付けが強まっている」という。


筆者は、政府の規制が強くなったアリババの成長力を疑問なしとしない。


9日付け日経紙もSBGの損失について、「傘下のビジョン・ファンドでおもに中国の投資先企業の株価が大幅に下落したことが響いた。中国政府はIT企業への規制を強めており、業績拡大をけん引してきたファンド事業で不透明感が強まっている。」と書いている。


SBGの株式は購入単位が100株でいまの株価だと70万円弱が最低投資の「単位」となる。同株は、投資額の小さい個人投資家ではなく、プロの機関投資家やセミプロの個人投資家が多いとされる。


株式を買う人がいれば、売る人も同じだけいる。自社株の買付期間は11月9日から2022年11月8日まで。8日に売買した人がもうけたか損したかはこれからの株価次第となる。

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