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毎日調査のナゾ 内閣支持率 他紙より10%も低く 自動音声 SMS利用が原因?

YOU TUBE 日テレNEWS NNN・読売新聞世論調査より
【NNN・読売新聞世論調査】内閣改造“空振り”? 支持率アップならず - YouTube


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朝日新聞、毎日新聞、読売新聞(NNNとの共同調査)の全国紙3紙の内閣改造後の世論調査が出そろった。岸田内閣の支持率は朝日新聞37%(8月調査33%)、読売新聞35%(同35%)、毎日新聞25%(同26%)だった。
(なおNHKの9月世論調査は内閣支持率36%だった)


内閣改造が政権支持率を上げなかったのは、各世論調査で同じだが、毎日調査の内閣支持率が、朝日、読売の2紙(世論調査)に比べて10%程度、顕著に低くなっているのが注目される。
毎日新聞世論調査:内閣支持25%、最低タイ 改造「期待高まらず」77% 毎日新聞世論調査 | 毎日新聞


内閣改造について「評価する」と答えた人の割合は、朝日の調査が「評価する」25%、読売27%だった。


毎日新聞は「内閣改造で岸田内閣への期待が高まったか」という質問に、「高まった」との回答は10%にとどまった。(期待が高まった=評価すると読み替えれば、10%である。)どうみても、毎日調査(の回答者)は、岸田内閣について、きびしい人の割合が多いようだ。


内閣支持率は、毎日調査をのぞいて各社35%以上なので、以下は毎日調査のサンプル(回答者)に何らかの偏りがあると言う前提で、その理由を考えてみた。
(毎日新聞の評価を下げるつもりはない。ただ、世論調査がほかと比べて数字が違いすぎる。)


世論調査の回答者は各社、約1,100~1200人だ。回答が全体的な傾向を表すように、コンピューターでランダムに電話番号をつくりだし、電話をかける。


地域によって有権者数は違うし、電話番号で年齢、性別はわからない、電話をかける先(サンプル)を選ぶには各社独自の工夫、ノウハウがある。


毎日が朝日、読売と異なるのは、朝日、読売は調査員が電話をかけて、質問をして回答を得るのに対して、毎日は、固定電話にはコンピューターの自動音声が質問を読み上げて、回答してもらう。携帯・スマホはSMSで回答を得ている。


筆者が考えるに、調査員が質問するのと、自動音声が質問するのでは、回答が異なる傾向を示すのではないか。(筆者は自動音声アンケートには出ないか、切ってしまう。申し訳ない)


SMSによる回答者は年齢的に若い方にふれるのではないか。すると若い人の岸田政権支持率が低かったのだろうか。


(自動音声とSMSをいつから使い始めたか、そこで何らかの変化があったかは、筆者も追えていない。ただ、その2点が他社の調査方と違う点である。)


毎日新聞は回答者の数は書いているが、回答率の記載はない。朝日、毎日は回答率も書いている。何人にきいて、何人の回答があったと言うことは、調査の重要なデータである。筆者以外にも毎日調査は他社に比べて数字が違いすぎると思っている人はいるだろう。他調査との乖離が続けば、いつかは説明が必要になるだろう。


下は参考記事
質問と回答〈9月16、17日実施〉 朝日世論調査:朝日新聞デジタル

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