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イランの核兵器開発を止めたいイスラエルの報復攻撃が「核開発」を急がせるジレンマ

abc10NEWS Tension grows between Israel and Iran - YouTube
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イスラエルが19日にイラン中部の都市イスファハンへの航空兵器(ドローン、ミサイル)による攻撃を行い、両国はより強度の強い報復にエスカレートしている。


イランメディアはイスラエルの攻撃による核関連施設の損害はないと報じたと伝えている。イスラエルはイランの核兵器保有をもっとも警戒しているとされ、昨年1月にも小規模のドローンを使った攻撃を行ったとみられる。(イスラエル政府は認めていない)


今回の攻撃の規模、被害程度は不明だが、イランが核兵器(原子爆弾)製造・保有を急ぐ可能性がある。


米国ABCテレビは、米政府当局者の話として、「イスラエルのミサイルがイランに着弾した」と報じた。イランメディアも、イラン中部の都市イスファハンで爆発音が聞こえたなどと報じている。


昨年1月にも、イスファハンの軍需工場が無人機(ドローン)による攻撃を受けている。イスラエル・ネタニヤフ政権が仕掛けたとみられるが、イスラエルは沈黙したままだ。


2018年に米国はトランプ前政権の下で6カ国(イランと米英独仏中ロの6カ国)で結んだ核合意から離脱し、イランへの制裁を復活させた。経済的な痛手を受けたイランは2019年から核合意に違反して、原爆製造に必要なウランの濃縮を進めているといわれる。


ロイター通信によると、核合意で202.8キロが上限と定められていたイランのウラン保有量は、今年2月時点で5.5トンに達しているという。
イランは高濃縮ウラン生産継続、来月訪問で抑制働きかけへ=IAEA事務局長 | ロイター


イランはウランの濃縮度を(原発で使用する)3.67%から最大で60%まで高めている。ただし、原爆製造には濃縮度90%以上の兵器級ウランが必要で、国際原子力委員会(IAEA)は抑制するよう求めている。

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