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植田総裁 緩和姿勢継続を強調 物価見通しに弱気 読売報道 カラ振り?

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【ノーカット】日銀・植田総裁会見「政策修正時期の決め打ちはできない」 / BOJ Governor Ueda press conference(2023年9月22日)|TBS NEWS DIG - YouTube
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日本銀行の植田和男総裁は22日、いまの金融緩和の継続を決めた金融政策決定会合後の記者会見で、「(2%の)物価目標の実現が見通せる状態にはない。粘り強く金融緩和を続けていく」と述べた。


8月9日付の読売新聞の単独インタビューで、植田総裁は、賃金上昇を伴う持続的な物価上昇に確信が持てた段階になれば、大規模な金融緩和策の柱である「マイナス金利政策」の解除を含め、「いろいろなオプション(選択肢)がある」と語った。


これを受けて、市場には、マイナス金利の解除が近いとの見方が強まり、0.6%台だった長期金利(10年もの国債金利)は21日には、0.75%程度まで上がった。


植田総裁は、金融市場の受け止めについては「コメントを控える」と述べた。日銀は長期金利の上限を1.0%とし、1%以上になれば、無制限の買い入れを行うことを表明している。


長期金利が0.75%程度で落ち着くことを日銀は期待しているようだが、1%近くまで売り込まれた場合、日銀は市場に追い込まれるかたちで、マイナス金利撤回(または長期金利上限の引き上げ)をすることになるだろう。


一部には植田総裁は読売新聞の前打ち報道に乗るかたちで、マイナス金利の解除を行うのではないかとの見方があった。植田総裁が、読売新聞の単独インタビューに応じた理由はナゾである。主要新聞社とは、総裁後に単独インタビューの機会が用意されているとの説もあるが、ほかの新聞社との単独インタビューがあるかどうか、注意して待ちたい。

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