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自民党の党紀委員会は4日、政治資金パーティーの裏金事件を巡り、安倍、二階両派の議員ら39人の処分を決定した。

岸田首相は、この処分で、裏金問題に一応の決着をつけ、政権支持率の浮揚をねらったのだろうが、自身のパーテイ収入の還流問題（額は９００万円以上）は不問に付したことや、還流額が大きい（一説には３０００万円以上）二階派については、二階俊博が引退表明したことをもってお構いなしとしたこでかえって批判を集めている。

長年の間、パーティ収益を議員に還元していた安倍派は、重い処分として、離党勧告や党員資格停止という処分を受けた。

岸田首相は安倍晋三氏が健在だった、前回総裁選で安倍派議員の半数近くの票を回してもらい、総裁に選ばれた経緯がある。

岸田氏の捨て身の決断とみる向きもあるが、今後の衆院総選挙や自民党総裁選に吉とでるか凶と出るかは、だれも見通せない状況だ。