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三菱自 新型車中国生産を停止 EVに押されて販売低迷 トヨタなども苦戦

YOU TUBE 車の話より 三菱自動車が中国での生産停止をあきらかにした「アウトランダー」
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ロイター通信(電子版)は26日、三菱自動車工業が、中国で生産する、新型SUV「アウトランダー」について3月から現地生産を停止していると報じた。これに伴い、三菱自は約220億円の特別損失を単独決算で計上するという。
三菱自、中国で3─5月に生産停止 アウトランダー販売不振で(ロイター) - Yahoo!ニュース


中国市場では政府のEV促進策を追い風にして、EV=電気自動車が急激に数を増やしており、EVに出遅れた日本系メーカーは販売不振に陥っている。日系各社はEV車の中国市場への投入を急ぐが、強みのあったハイブリッドからの転換は簡単ではなさそうだ。


三菱自の中国合弁会社、広州三菱汽車がつくる「アウトランダー」はガソリンエンジンとモーターを併用するプラグインハイブリッド車で、昨年12月から中国国内で販売を始めた。


中国政府は電気自動車(EV)とプラグイン・ハイブリッド(PHV)車を「新エネルギー車」と位置づけて推奨している。中国の2022年のEVとPHEVを合わせた販売台数は567万台だった。国際エネルギー機関(IEA)の調査によると、EVとPHVを合わせた世界の販売台数は1017万台で。中国はその半分以上を占める勢いだ。


中国ではEV、PHVとも販売台数を伸ばしているが、アウトランダーは追い風に乗り損なったようだ。


中国での三菱自動車系販売台数は2021年は年間7万台程度だった。200万台近い首位のトヨタ自動車に比べると元々、少なかったが、22年は前年に比べて半減に近い3万8000台(▼45.1%)と低迷した。


今年に入り、中国で生産・販売を広げる米テスラや、中国のEV大手BYDなどは、販売を支えるため相次いで値下げを打ち出した。これが、日系メーカーの足を引っ張り、東洋経済(電子版、28日)によると、2023年1~3月の日本系自動車5社の中国販売台数は、大手のトヨタが前年同期比14.5%減、ホンダは37.7%減、日産は36.8%減となった。マツダ、三菱自はさらに減らしているという。


ホンダ、日産…販売激減で今「事業の分岐点」へ | トレンド | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース


アウトランダーは三菱自の世界戦略車で、米国、欧州、中国、日本で販売している。(各国、地域で仕様は異なる)製造停止が一時的なことなのか、それとも中国からの「撤退」につながるのかどうか注目される。

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