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植田日銀総裁 金融緩和維持を表明 為替は円安に  くすぶるYCC修正観測

植田日銀総裁発言で円安に反転 YOU TUBE TBS NEWS DIGより【速報】円安進む1ドル=139円に 日銀・植田総裁「2%まだ距離」発言受け|TBS NEWS DIG - YouTube
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ブルームバーグ通信によると、植田和男日本銀行総裁は18日、インドで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議後の記者会見で、持続的・安定的な2%の物価目標達成には「まだ距離があるという認識がある」と述べ、金融政策決定会合でチェックし、「前提が変わらない限り全体のストーリーは不変だ」として、金融緩和を継続する考えを改めて語った。
物価目標との距離不変なら、緩和継続姿勢も変わらず-日銀総裁 - Bloomberg


今月7日、日経新聞に内田真一日銀副総裁のインタビューが掲載された。その中で、内田副総裁は「長短金利操作(YCC)の修正はバランスをとって判断していきたい」と発言した。これが7月27日、28日の両日に開かれる日銀金融政策決定会合でのYCC修正を示唆したとの受け止めが市場にあり、為替は大きく円高方向に動いていた。


18日の植田総裁の発言は、おそらくは、内田副総裁の発言をきっかけに円高を仕掛けた機関投資家へのけん制の意味合いがあったとみられる。


植田総裁の発言が伝えられた、19日の東京外国為替市場は一時、前日に比べて1円20銭程度円安ドル高の水準で取引された。


日銀が政策金利とする、長期金利は上限0.5%に対して0.47~0.48%で取引されており、植田総裁の発言後も大きな動きは出ていない。8月は金融政策決定がなく、7月の次は9月となる。秋には岸田文雄首相が解散に踏み切るともいわれている。


日本銀行が、国債市場が落ち着きをみせている7月に、物価見通しを上方修正すると同時にYCCの小規模修正をするとの見方は、政策決定会合までくすぶり続ける可能性がある。

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