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トンガ海底火山爆発 「並外れて巨大」か 朝日新聞19日朝刊記事 比ピナトゥボ火山に匹敵

(噴火するフィリピン・ピナトゥボ火山=1991年、ウィキペディアより)


朝日新聞17日朝刊記事(2面)は、南太平洋・トンガ諸島で起きた海底火山の噴火規模が1991年フィリピン・ピナトゥボ火山であった「火山爆発指数(VEI)」6の「並外れて巨大」な噴火に近い可能性があるとの専門家の見解を伝えている。


VEIは火山の爆発規模を、噴石や火山灰など火砕物の量によって0~8の段階に分ける。(表を参照)


気象衛星などの映像によって、トンガの海底火山(フンガトンガ・フンガハーパイ)は噴煙が高さ2万メートルの成層圏まで達し、半径260キロに広がっていることがわかっている。


規模からいって、規模5(米・セントヘレンズ山1980年噴火)ないしピナツボ火山の規模6程度の可能性があるとしている。


ピナトゥボ火山の噴火では噴出ガスが1ミクロン=1000分の1ミリ以下のエアロゾルとなって成層圏を漂い、日照をさえぎり地球規模で平均気温が0.5度位下がった。


日本では1993年の冷夏を招き 秋のコメ不作の原因となったとの説がある。


ピナトゥボ火山は活動期が数ヶ月に及んだ。筆者は、現段階で、トンガの火山爆発が地球環境に及ぼす影響を予想するのはやや早計だと考える。

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