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失敗許されぬH2A・47号機打ち上げ 8月26日衛星2機搭載 H3・2号機は年度末に

23年1月のH2A46号機打ち上げの様子=YOU TUBE 朝日新聞DIGITALより、H2Aロケット46号機 打ち上げの様子 - YouTube
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JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、月面探査機などを搭載したH2Aロケット47号機を8月26日午前9時34分に、種子島宇宙センターから打ち上げると発表した。


H2A47号機は今年5月ごろに打ち上げる予定だったが、今年3月、打ち上げに失敗したH3ロケットの初号機と2段エンジンシステムに共通の部品を使っていたため、H2Aロケットの打ち上げを延期していた。


H3初号機は2段エンジンの着火装置の回路に異常電流が流れたため、2系統ある回路がいずれも損傷して着火しなかったことがわかった。このため、H2A47号機の着火装置に必要な補修をしたという。(朝日新聞記事によると保護テープを増やすなどしたそうだ。原始的にもみえる補修だがそういうものかもしれない)H2Aロケット47号機、8月26日打ち上げへ H3失敗ふまえ対策:朝日新聞デジタル


H2A47号機には、月面に着陸する月面小型探査機「SLIM」や、宇宙空間にあるX線電波をとらえ、星や銀河の成り立ちを調査するX線天文衛星「XRISM」が搭載される。


H2Aロケットは打ち上げ能力を強化したH2Bも含めると、成功率98%と世界的にも高い水準を達成している。


しかし、JAXAは、昨年10月のイプシロン・エンジンロケット打ち上げ失敗に続いて、H2Aロケットの後継機となるH3ロケットの打ち上げに失敗しただけに、47号機はJAXAと、製造と打ち上げ事業を担当する三菱重工業にとって、失敗が許されない打ち上げになる。


H3・2号機については、JAXAを管掌する文部科学省は、年度内に打ち上げる計画だ。地球観測衛星だいち4号を搭載する予定だったが、喪失するリスクを考慮して、実用衛星は搭載しないことにした。(模擬衛星は搭載するようだ)
「H3」2号機、衛星搭載せず リスク回避、早期打ち上げ目指す―文科省:時事ドットコム
H3初号機には地球観測衛星だいち3号を搭載していたが、失敗によって400億円近いだいち3号は全損となった。(宇宙デブリにもならず、破片となって海上におちたとみられる)。


あと知恵にしか過ぎないが、初号機にだいち3号をのせずに、試験打ち上げとして、模擬衛星を搭載するべきだっただろう。

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