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選挙協力でふらつく立憲・泉代表 共産は泉氏選挙区に候補を予定 除名問題の京都は共産重点区

YOU TUBE アベマANN News 候補者調整にについて説明する立憲・泉代表
立憲・泉代表 野党間の候補者調整「再考は当たり前」次期衆院選めぐり(2023年7月7日) - YouTube


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次期衆院選に向けた、立憲民主党・泉健太代表の野党共闘についての方針が揺れている。


立憲は、前回衆院選で共産党と共闘(選挙協力)を結んだが、結果的に立憲、共産党ともに議席を減らすことになった。この結果と、支持母体「連合」からの批判を受けて、泉代表は、次期衆院選で共産党と共闘(候補者調整)することに否定的な姿勢を見せていた。それが、ここへ来て、共産党を含めた野党との候補者調整をすすめる姿勢をみせている。


泉氏が姿勢を変えた一因は、6月16日に、立憲民主党の重鎮?、小沢一郎氏や小川淳也前政調会長ら11人の衆院議員が発起人となって、「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」を設立したことにあるとみて間違いないだろう。有志の会は50人以上の所属議員の賛同を得たと言っている、一大勢力である。


野党候補の一本化と言っているが、「維新」は立憲と組むことは早くから否定し、自党の候補擁立を急いでいる。かつては立憲と連携していた、国民民主党は、「立憲が共産党と組むなら、選挙協力はない」と言っている。


おりもおり、共産党は6月23日、泉健太代表の選挙区である、京都3区に擁立する立候補予定者を発表した。京都3区は、2021年の前回衆院選では共産が擁立を見送ることで、結果的に「野党共闘」が実現した。共産は一転して、今回は京都3区を含めた全6小選挙区に候補者を立てる予定だ。


付け加えると、京都はいま共産党にとって特別なところになっている。京都では著名な、有力党員が、「志位和夫委員長が20年以上委員長の座にある間、党勢は低迷した。責任をとってやめるべきだ」と著作で公然と批判、除名されるに至った。


共産党はこの小さな「反乱」を鎮圧したことを示すためにも、次期衆院選で京都での集票(小選挙区だけでなく比例区も)に、相当に注力するとみられる。


もし、泉氏が共産党との候補者調整に本格的に乗り出し、その結果、共産党が京都3区の立候補を見送るようなことになれば、泉氏は(候補者調整を)「自分のためにやった」といわれるだろう。


立憲民主党の泉健太代表は7日の記者会見で、共産党が求めている「これまでの言動(共産党との選挙協力はしない)との整合性に関する説明」には応じない考えを示した。


「これは私の発言だ。どこから言われてどうこうではない」と言っているが、共産党と正式な協議無しで、候補者調整をするのはむずかしいだろう。


共産党は立憲のようにゆるい政党ではないからだ。

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