時代遅れの新聞読みブログ

前期高齢者が新聞(紙、電子)・ネットのニュースをフォローします。

JAXA地上実験 ロケットが爆発 相次ぐ失敗 計画遅れ必至 イプシロンSエンジン

NHKホームページより エンジンは燃焼後まもなく爆発した
「イプシロンS」燃焼試験で異常発生 けが人なし 秋田 能代 | NHK | 宇宙


+++++

NHKニュースによると、14日午前9時すぎ、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、秋田県の能代ロケット実験場で燃焼実験を行っていたイプシロンSエンジンが、異常燃焼を起こし、爆発した。この爆発によるけが人などはなかったという。


「イプシロンS」は、固体燃料式の小型ロケット「イプシロン」の改良型としてJAXAが開発を進めている。24年度に初号機の打ち上げを計画していたが、この事故で遅れは避けられないだろう。


JAXAは昨年10月には現行のイプシロン・エンジンを搭載したイプシロン6号機の打ち上げに失敗した。さらに今年3月には、大型のH2Aロケットの後継機となる「H3」の打ち上げにも失敗し、搭載した観測衛星だいち3号(開発費380億円)を喪失した。


ロケットエンジンの開発は、通常、地上実験を繰り返して安全性を確認したあとに、実機を打ち上げる。H3のメインエンジンも地上試験でトラブルが相次ぎ、開発が遅れた。(H3初号機は、メインエンジンは正常に作動したが、2段エンジンに点火しなかった。)


JAXAはH3ロケットとイプシロン・ロケットの部品を共通化することでコストの低減を図ろうとしている。その方向性は間違ってはいないが、事故の原因が共通の部品にある場合、H3ロケットの開発にも影響が出る恐れがある。

×

非ログインユーザーとして返信する