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羽田航空機衝突事故 海保機の滑走路誤進入が原因か 管制官は待機を指示? 国交省 通信記録明らかにせず

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航空評論家が解説「何らかの人的ミスが原因だった可能性」 羽田空港で日本航空機と海保機が衝突|TBS NEWS DIG - YouTube
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2日午後5時50分ごろに羽田空港C滑走路で起きた、日本航空JAL516便と海上保安庁の航空機の衝突炎上事故は、海保機が滑走路に誤って進入したことが原因とみられる。管制官の誘導ミスか飛行機パイロットの聞き取りミスの可能性がある。


JAL機はC滑走路(3360メートル)の南側から着陸態勢に入っていた。海保機はJAL機の進行方向左側、滑走路のほぼ真中付近の誘導路から滑走路に進入しようとしていた(ようだ)。


映像記録をみると、JAL機は海保機と衝突後、かなりのスピードで滑走路を進み、第2ターミナルの北側ほぼ正面の位置で停止した。(JAL機が炎上する映像は、第2ターミナルに設置したカメラが撮ったと思われる)JAL機は着陸直後だったようだ。


2日のテレビ、3日の新聞に登場した元JALパイロット、航空評論家の小林宏之氏の談話などを整理すると、


①同じ滑走路に2機の飛行機がいることは本来、ない②通常は着陸態勢にあるJAL機が優先される。(回避行動が難しいため)管制管は海保機に誘導路での待機を指示する(べき)。


原因を推測すると、管制管の誘導ミスで、海保機が誤って滑走路に進入したか、海保機が指示を聞きまちがえた可能性がある。


3日朝のNHKニュースは、管制業務を統括する国土交通省(航空局交通管制部?)の話として、①管制官はJAL機に着陸許可を出していた、②海保機に滑走路手前まで走行するよう指示をした、と伝えている。
【ライブ映像・速報中】羽田空港事故 管制官の指示は “日航機に滑走路への進入許可 海保機は手前まで” | NHK | 羽田空港事故


NHKが伝えるように、「滑走路手前まで走行」は、聞き間違いをする可能性がある。(と筆者は考える。)「誘導路で待機せよ」と指示するべきだろう。(もとより、素人考えである。)


NHKの3日昼のニュースは、海保機機長が「管制官から離陸の許可を得た」と話していると伝えた。管制の指示は真逆といっていいほどの食い違いがある。いずれ明らかになるだろう。


管制側とJAL機、海保機との交信記録について、国土交通省は報道側の公開要請に応じず、固く秘している。


事故原因については行政側は、国土交通省の運輸安全委員会が調査することになる。一方、警視庁は業務上過失致死傷容疑で捜査に着手した。調査や捜査の終結まで、交信記録が公表されない可能性がある。


JAL機はエアバスA350で、全長66.8㍍、全幅64.75㍍、全高17.05㍍で、標準の座席数は369席。乗客は乳幼児を含めて367人で満席状態だった。炎上する機体から、乗員12人を含めて全員が待避できたのは奇跡的といえる。14人の乗客が体調不良で治療を受けているという。


海保機はカナダ、ボンバルディア社製のMA722機。双発のターボプロップ機で全長25.68㍍、幅27.43㍍、高さ2.49㍍。


JAL機、海保機ともに原型を止めないほど焼損している。旅客機は悪天などで目的地から引き返す可能性を考慮し、一定の燃料(ケロシン、灯油に近い)を残している。海保機は能登地震の救援のため、新潟航空基地(新潟飛行場)に向かう予定で、相当量の燃料(ケロシン)を搭載していたと思われる。


A350の最大離陸重量は210~300トン。MA722の同型機の最大離陸重量は4~8トン。海保機は乗員6人のうち機長をのぞいた5人が亡くなった。海保機の衝突による衝撃、破損の程度はかなり大きかったと思われる。


筆者は映像からはみえないJAL機の右翼が海保機にぶつかった可能性を考えていた。3日に流れたテレビなどの映像では左右の翼はかろうじて形をとどめている。機体前部にあるランディングギアが海保機に衝突したのかもしれない。

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