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参院選に社民党の存亡かかる 比例120万票が政党要件のハードル

(YOU TUBE 「TKU Official 」より 4月28日熊本市で街頭演説する福島瑞穂・社民党党首)


夏の参院選は社民党・福島瑞穂党首にとって党の存続をかけた選挙になりそうだ。参院選比例代表で120万票以上を取らなければ公職選挙法の上で「政党」ではなくなる可能性もあるらだ。


大型連休中も九州や東京など全国各地で、福島氏は社民党の政策を訴えた。


国会で、(ひと昔前なら考えられない)非核三原則に反する「核共有」や、専守防衛の域を超える「敵基地攻撃能力」が政治家の口から出る時代だ。「護憲・平和の党」の前途は厳しいものがある。


政党要件は公選法上、①所属国会議員5人以上 ②直近の衆院選か参院選で有効投票総数の2%以上の票を得る――のいずれかを満たす必要がある。


社民党の衆参両院の国会議員は、参院選を迎える福島氏と昨年の衆院選沖縄2区で当選した新垣邦男氏の2人だけ。


社民党ホームページによると参院選では比例区に福島氏ら6人、地方区は愛知と福岡選挙区でそれぞれ1人の立候補者を立てる。


福島氏は現有議席を確保するとしても、あと3人の当選は難しいだろう。有効投票2%以上は参院比例でいうと120万票に相当するという。


昨年の衆院選比例区の得票率は1.77%にとどまった。2%のハードルは高い。


政党要件を失うと、衆院選で小選挙区と比例代表の重複立候補ができなくなり、また、選挙区で出馬しても政見放送を流せなくなる。


社民党は旧社会党の流れをくむ政党だが、2020年に立憲民主党と合流した際、党が割れることになり、党員は4割減り、地方議員は半数以上が離党した。


旧社会党時代は労組の全国組織「総評」の政治部などと言われることもあった。いまは少数派の労組組織からの支援はあるが、連合系労組の支援はないようだ。


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