時代遅れの新聞読みブログ

前期高齢者が新聞(紙、電子)・ネットのニュースをフォローします。

超緩和修正 黒田総裁は説得可能か? 国債市場は「利上げ」催促 注目の政策決定会合

YOU TUBE 日テレNEWS 【約7年半ぶりの水準に】長期金利指標の10年物国債利回り “日銀上限”0.5%超え - YouTube


日本銀行は17、18日に金融政策決定会合を開くが、国債市場では、日銀が長期金利(10年物国債利回り)上限とする「0.5%程度」を「0.75%程度」に引きあげるとの見方が出ている。先週末13日の国債市場で、業者間で上限金利を超える金利0.545%で10年物国債の取引が成立した。


償還までに期間がある債券は、金利が上がると価格が下がり、金利が下がると価格が上がるという関係がある。0.545%でカラ売りした人は、金利が0.75%に上がった(債券価格は下がる)ところで、買い戻しをすれば利益を上げられる。


(0.545%で国債を買った人は、0.5%で日銀ー無制限指し値オペーに応じて買ってもらえばいい)


12月の金利上限引き上げの際には、国債先物で売りを仕掛けていた海外ヘッジファンドが利益を上げた。今回も海外勢による動きとの見方もある。一方で、先週末、8年物や9年物の国債利回りが0.5%を超えており、前回の修正で「適正化」をねらっていた金利カーブのゆがみはひどくなっている。


黒田総裁は12月の政策決定後の会見で「長期金利の振れ幅を上下に広げただけで、利上げではない」と強弁していたが、「金利カーブのゆがみを修正する」という目的は達成できていない。


昨年12月の東京都区部の物価上昇率は価格変動の大きい生鮮食料品をのぞいて4・0%となった。(総務省発表)物価上昇について、ほとんど顧慮しない黒田日銀に対しての不満は大きくなっている。


超金融緩和に固執する黒田総裁は、おそらく2会合続けての修正は避けようとするだろう。(2回目となると、さすがに利上げと認めざるをえない)2月には政策決定会合はなく、3月は9日、10日に開催される。黒田総裁の任期は4月8日までだ。


1月31日、2月1日には米FOMC(連邦公開市場委員会)が開かれる。政策金利の0.25%ないし0.5%引き上げが予想されている。


日銀政策委員会は、最終的に多数決で政策を決める。黒田総裁の顔を立てるために、前回に続いて、長期金利を0%プラスマイナス0.75%と変動幅を広げる妥協案が出る可能性もある。マイナス側は見ないふりをするのだが、国債金利の変動幅を1.5%も許容するということじたい、市場関係者から冷笑されるだろう。
日銀が政策修正との見方強まる、市場は来週も「ライブ」と身構え(Bloomberg) - Yahoo!ニュース

×

非ログインユーザーとして返信する