原電敦賀2号機 規制委 再稼働不認可へ 原子炉直下に活断層の可能性 14年の「活断層」判定後も悪あがき
YOU TUBE TBS NEWS DIG 日本原電敦賀原発2号機は原電側の不備で審査が中断していた。「まともに審査できない状態が4年も…」敦賀原発2号機“再稼働”への審査「再中断」を決定 原子力規制委|TBS NEWS DIG - YouTube
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福井県にある日本原子力発電の敦賀原子力発電所2号機の再稼働について、原子力規制委員会が原子炉建屋の真下に活断層がある可能性を否定できないとして、7月にも認可しない(運転不適合)見通しとなった。NHKや日経新聞などが伝えた。
敦賀原発2号機審査 規制庁 来月末にも再稼働認めずの結論か | NHK | 各地の原発
6月28日に開かれた審査会合で、日本原発は、断層に含まれている鉱物などの分析結果から、断層は原子炉建屋の真下までつながっていないと、改めて説明しました。
NHKのニュースサイトの記事によると、原子力規制庁側は、現地調査の結果を元に、日本原電が適切に評価していない可能性があると指摘したという。
再稼働を認めない場合、同規制委が東日本大震災発生後の2012年に発足して以来初のケースとなる。2号機は出力 116万 キロ・ワットで1987年2月から運転していた。2011年5月に放射性ガスの漏洩(ろうえい)が起きたため、運転を停止していた。
2015年末から、東日本大震災後に強化された原発の安全基準に適合するかどうかの審査をしていたが、原電側の調査や資料の不備のため、審査の中断、資料の出し直しを求めていたが、最終的に活断層が原子炉の真下につながっている可能性を否定できいないとの結論になったとみられれる。
審査の途中では原電側の調査に不備が多く見つかった。2019年には「活断層ではない」とする原電側調査データに、考えられないほど多数(1000件を超す)の誤りが見つかった。このため、規制委は審査を中断し、資料の修正と追加データを求めていた。
ところが、審査再開後の2022年12月にも計165件の資料の誤りが見つかり、審査は事実上、中断していた。原電側は資料の誤りの理由について十分な説明ができず、資料の再提出を求められていた。
敦賀原発2号機については、規制委・有識者会合が2013年と14年の2度にわたり、原子炉建屋直下の断層を「活断層」と判断する報告書案をまとめている。(地震が起きて敷地内の活断層が動いた場合、一緒に動くおそれがある)
法令で原発の重要施設は活断層の真上に設置できない「きまり」だ。(原子炉規制委が許可しない。)一方、原電は「活断層ではない」として2015年11月に規制委に設置審査を申請していた。
原電は、多数のデータ誤りについて、資料を再提出、再発防止策もつくったが、その後、20年にボーリング調査による地層の観察記録を書き換えていたことが発覚し、審査は再び中断した。
地質のボーリング調査などは2020年までに終了している。すでにあるデータだけで、規制委の納得する「修正」をすることは無理だったといえる。岸田政権が原発の再稼働を打ち出す中で、国策会社の原電としては再稼働の旗を降ろすわけにはいかなかったのだろう。
敦賀原発1号機は廃炉が決まり、現在廃炉作業中。原電は今後、計画中の敦賀原発3号機と4号機の実現に向けて動くだろう。