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マイナ・健保一体化は「資格確認書」で収拾か 「能力不足」 河野氏の処遇が焦点に

マイナ健保一体化で首相説明へ YOU TUBE ANN NEWS より
“マイナ保険証”岸田総理会見へ 来年秋の一体化 1年程度延期も(2023年8月1日) - YouTube


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岸田文雄首相は、2024年秋にマイナンバーカードと健康保険証を一本化することについて、2日にも、マイナカードを持っていない人向けに、「資格確認書」を配布して対処する考えを表明する見通しだ。


一方、マイナカード問題を混乱させる発言を重ねてきた、河野太郎デジタル担当相は8月1日の閣議後の記者会見で、2024年秋に、紙の健康保険証を原則廃止する予定に、「変更はない」と改めて述べた。


河野氏の発言は、紙の健康保険証を来年秋以降も使えるようにするには、法改正が必要になるためハードルが高いことを念頭に置いたものだろう。岸田首相は「資格確認書」の配布で、マイナカード問題の幕引きをはかる公算が大きい。


マイナカードを巡る問題がここまで大きくなったのは、岸田首相の指導能力はひとまず置くとして、河野太郎デジタル担当相の問題解決能力のなさと、言い逃れにもならない言い逃れを重ねてきたことにある。


河野氏の思いつき発言をあげればキリがないが、その一つは、マイナカードの名称を変えると言い出したこと(7月3日)、二つ目は、実現していない「量子コンピュータ」を持ち出して、「暗号を強化した」(意味不明だがこう言ったらしい)新しいマイナカードを2026年には導入したい(7月6日)と、国会で答弁したことだ。


マイナカードの名前を変えて済む話ではないのはいうまでもない。量子コンピューターを持ち出したのは、デジタルに強いところを見せようとしたのだろうが、河野氏みずからある意味「無知」をさらけ出してしまった。それも衆目の集まる国会という場で。


岸田氏はマイナンバーカードをめぐる混乱を収拾したうえで、9月に内閣改造を行うとみられる。そこで注目は、河野デジタル担当相の処遇だ。ホントは更迭したいぐらいかもしれないが、派閥力学からいってそうもいかないだろう。となると、河野氏につとまるのは、前途に暗雲が漂っている大阪万博担当相あたりではなかろうか。


大阪万博担当相なら、万が一、失敗してもひとり河野氏だけの責任にはならないだろう。


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暗号化の問題について付け加える。マイナカードを使ってコンビニで自分の住民票を出力したところ、まったくの他人の住民票がでてきた問題があった。仮にデーターを暗号化したところで、システムが本人と誤認して、暗号化されたデータを復号して、「真正」の住民票を出せば、暗号の強度を変えたところで意味はない。

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