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介入効果は限定的 円安再び 144円台に ドル独歩高の様相も

(9月26日 TBS NEWS DIG 144円台まで円安に
 【速報】円相場 一時144円台まで円安に | TBS NEWS DIG )


先週末の財務省・日銀による円買いドル売り介入で為替相場は22日、円が1ドル=145円90銭から1ドル=140円台に5円以上切り返したが、週明け26日の東京為替市場はじりじりと円安が進み、一時ドル円相場は1ドル=144円台に下落した。介入効果は限定的なことを示す形だ。


22日、日本銀行が金融政策決定会合で大規模金融緩和の継続を決定、利上げを決めた米国との金利差拡大が意識されたため、黒田東彦日銀総裁の会見後、急速に円安がすすんだ。その後、財務省・日銀の円買いドル売り介入によって、円は1ドル=140円台に値を戻していた。


米FRB(連邦準備制度理事会)はインフレ抑制のため、23年まで利上げする考えを明確にしている。米ドルは対円だけでなく、欧州・ユーロや英ポンド、中国元(ウォン)、韓国ウォンなど各国通貨に対して為替レートを切り上げている。


ドル独歩高ともいえる状況で、日本側の単独介入で為替の円安を止めるのは難しいというのが大方の見方だ。黒田日銀が行っている大規模金融緩和じたいが円安の要因で、ドル売り円買い介入で止めようとするのは「無理スジ」なのだ。


今回の為替介入で引き合いに出される24年前、1998年6月の円買いドル売り介入は、日米が協調して行った。背景には、当時の米クリントン政権のルービン財務長官が、前年7月のタイ通貨バーツ急落で始まったアジア通貨危機を収束させるため、「強いドル政策」の修正をはかったことがある。

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